心療回想法について

このページでは心療回想法と心理カウンセリングについてご説明致します。そらいろのホームページにおける回想療法の記述は原則として私の所属学会でもあります、内閣総理大臣認証法人 日本回想療法学会の考え方に沿った形でご説明致します。

◆ 1.回想法とは

まず、回想法というのはどんなものかというご説明を致します。
回想法とは、過去の楽しい思い出を振り返り、その事をしみじみと思い出すことによって心の元気を取り戻し、引いては今をより良く、明るく、楽しく生きるための療法です。

カウンセリングは、どちらかというと、辛い事を中心にお話をお聞きすることが多いと思います。しかし、心療回想法は楽しいことを中心に回想療法士がインタビュー形式でお聞きする形になります。

楽しいおしゃべりをしているつもりで、カウンセリング効果が上がる方法と言っても良いと思います。

では、その回想法について、大きな枠組みからご説明をしてみたいと思います。

先ず、大きくは以下の2つの回想法があります。
1.レクレーション回想…グループを対象とし、目的は笑顔

2.心療回想法…………個人を対象とし、目的は認知症の防止、
改善、うつ病などの改善
そらいろにおける回想法は、施設のご要望などによりレクレーション的な要素を必要とする場合は、ご要望により対応致しますが、基本的には心療回想法です。

私は、回想療法士であり、尚且つ心理カウンセラーです。2つの側面を持つ私が回想療法を実施するのは、とても良い点があると思います。

それは、お話をじっくりとお聞きする本来のカウンセリングの良さに、インタビューによって積極的に聞き出す姿勢を持つ回想法の良さが加わる形となるため、とても話しやすく進めることができると考えられるからです。

実際に、従来のお話をお聞きながらもアドバイスを殆どしない形のカウンセリングを苦手と感じているクライアントさんは少なからずいらっしゃるように感じます。その点から判断しても、回想法的インタビューによるカウンセリングの進め方はやりやすいものであると思われます。

◆ 2.回想法の歴史

初期に回想法を提唱したのは精神科医のロバート・バトラー氏で。1960年代のことです。当初は精神科医の精神療法として開発されたのでした。

このバトラー氏は患者さんの病歴だけでなく、生育歴を知る必要性を感じ、家族とのかかわりを大切にされた医師だったようです。

また、患者さんは記憶を無くすから病状が進むのではなく、記憶は健常者と同じように持ちながらも、思い出すことに問題があるという事も唱えられたようです。

その後療法的なアプローチとして研究が進み、生きることに充実感が生まれ、引いては死に対する不安されも軽減させる精神療法として、イギリス、アメリカ、オーストラリアでも広く実践されています。

日本では、医療保険対象の精神療法としても実施されています。

◆ 3.心療回想法はどんな場面で使われるのでしょうか。

回想法は、以下のような場面で使用されます。

・医師から、がんの告知を受けた患者に対する心のケアをする
・高齢者の痴呆を予防したり、痴呆症状を軽減する
・おじいさん、おばあさんの人生をドラマティックに記録できます。

・孫とおじいさん、おばあさんが楽しくコミュニケーションできます。
・自分自身の人生の価値を再発見できる自己分析法です。

そして最近では
・うつ病を初めとする精神疾患にも効果があると言われ始めました。

◆ 4.心療回想法とうつ病

うつ病クライアントさんを孤独にしてはいけない

家族の誰かがうつ病になると、そうってしておくように気をつけることになると思います。一般的にもそう言われていると思います。

ところがその事をまじめに実行すると、全くの孤独になってしまうことがあり、完全な孤独は返って改善するきっかけをなくしてしまい、うつ病を長引かせることにもなりかねません。

クライアントさんのペースを尊重する事は大切ですが、あまり離れすぎない距離感が大切だと思います。

うつ病の原因は扁桃体の機能不全

うつ病は、神経伝達物質であるセロトニン
がの原因はいくつか指摘されていますが、多くの場合、脳の一部である扁桃体の機能不全が原因と考えられています。

扁桃体は快感脳とも呼ばれ、分泌されるドーパミンは『快感』を生起させています。うつ病はこのドーパミンの分泌が停滞することによって生じる病気だとも言われています。

ドーパミンが分泌されなくなると、生活全てに快感を感じなくなり、大好きな食べ物を食べても美味しく感じなくなってしまうのです。

ちょっと見方を変えると、人間は

扁桃体からドーパミンをださせること

によって

楽しく生きることができるようになる。

とも言えましょう。

お金がなくても家族と一緒に楽しむことが出来れば楽しいと思えるのも、家族の存在や笑顔によって、ドーパミンが多く分泌されるからです。

尚、ドーパミンは麻薬と同じに快感性、習慣性がとても強いので、薬として使用する事はできないのです。

ドーパミンを分泌させる心療回想法

うつ病などの治療の場合、病院から処方されるお薬の他に、扁桃体からドーパミンがですよう、作用を与えることが病脱出の重要なポイントになってきます。

そこで、かつていの楽しかった思い出を思い出すことでドーパミンの分泌が促されるのを利用したのが日本回想療法学会がすすめている

心療回想法

なのです。

◆ 5.心療回想法の実施方法

心療回想法は聞き手と二人で行うのが基本です。うつ病など精神疾患の患者さんがクライアントさんである場合は無理をせずにゆっくりとおしゃべりをするよう心がけます。

ゆっくりとしたペースで構いませんので、過去に経験した楽しかった思い出を探すようにします。良く遊んだ遊び、おもちゃ、良く遊びに行った場所。秘密の隠れ家、楽しみだったおやつ、などなど

好きな場面や条件というのは人によって違います。言い換えればドーパミンを分泌する心理的な環境もまた、人によって違います。

大切なのはその人にとっての『楽しかったこと』を蘇らせるのことなのです。

そらいろでは、回想法を実施するのは、面談の場合、と電話の場合の2つで実施を致しております。
面談による心療回想法の場合

面談の場合はメモもしくはパソコンで回想メモを取りながら、進めます。楽しいことを主体に思い出して頂きますが、しみじみとしたなあ、という事でも構いませんので、お話をしてくださいませ。

その後、カウンセラー(回想療法士)である私からその事に対していろいろと質問をします。と言っても楽しいおしゃべりを心がけるようにしております。

終了しましたら、クライアントさんのメールアドレスに回想メモを送信しますので、帰宅後に再度ご覧になってみてくださいませ。

新たに思い出したことを追記して頂けるとより詳細な回想メモとなります。
電話による心療回想法の場合

※回想メモをカウンセラーとクライアントさんの間でやり取りするのは、
回想療法の場合のみ実施させて頂いております。
通常のカウンセリングではカウンセラーがカウンセリング中に書き込むメモを開示する事は控えさせて頂いております。ご了承ください。
電話の場合も、メモ、もしくはパソコンで回想メモを取りながら進めて参ります。

始めは面談同様楽しいこと、しみじみしたことを思い出してお話をして頂きます。

その後、カウンセラー(回想療法士)である私から、質問をしますので、この時は楽しいおしゃべりをイメージして好きなようにお話をして見てください。

終了後は面談同様に回想メモをメールで送信しますので、ご確認を頂き、宜しければ追加で書き加えてください。
大変すみません。ここから先は工事中です。
もう少しお待ちくださいませ。<(_ _)>

通常のカウンセリングではカウンセラーが取っておりますメモをクライアントさんに開示させて頂く事は控えさせて頂いております。ご了承の程、お願い申し上げます。

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