アダルトチルドレンac 心理カウンセリングで回復、改善、寛解|神奈川 020101
アダルトチルドレン・ACはそらいろメソッドで克服!
このページは、アダルトチルドレンは回復できるのかどうか、という問題ではなく、回復までどのくらいかかるか
という問題であり、つらい症状がでる前に戻ることがゴールではありません。
より以上に健全になることが大切であり、それは可能である。
ということをお伝えするためのページです。皆さんが少しでも希望をもっていただければと思います。
おつらい期間が長い方も是非、ご一読頂ければと思います。ご質問がありましたら、ページ下部からお問合せください。
このページの目次
1.はじめに ご安心ください。アダルトチルドレンは回復します。
このページでは、アダルトチルドレンの改善、回復に対するそらいろの考え方、そして方法論などについてご説明をします。
今までカウンセリングルーム そらいろ においで頂きましたクライアントさんとの対話で感じたことは、
多くの方が、アダルトチルドレン・ACが改善、回復することはとても難しいと感じておられる。
中には回復しないと理解している方もいらっしゃいました。しかし、そらいろでは、
実際に少し良くなった。
のではなく
確実に良くなった。
大幅に良くなった。
という方が多くいらっしゃいます。
人生が激変した。
という方もおられます。
カウンセリングを受けた100%の方が、回復することを保証することはできませんが、ご本人があきらめず、こつこつと歩むことが
できれば、多くの皆さんが回復し、つらさを軽減し、更にはその先の幸福な人生を手に入れることができると思います。
2.アダルトチルドレン・ACとは
2章ではカウンセリングルーム そらいろで、通常、クライアントさんにご説明をしているアダルトチルドレンに対する考え方をご紹介致します。
2-1.アダルトチルドレンの概要
アダルトチルドレン(AC)という言葉は良く耳にする言葉ですが、この言葉はご存知の通り、病名ではありません。
従いまして精神科や心療内科に行きましても、私はアダルトチルドレンでしょうか、と質問すると、アダルトチルドレンは病気ではないので、
というお返事が返ってくることがあるようです。医師によってはアダルトチルドレンでしょう、と言われることもあるようですが、
少数派のようで、病名ではないため、診断の対象と判断されないこともあるようです。
もともとは1970年代の終わり、アメリカにおいて社会福祉援助などケースワークの現場の人たちが使い始めた言葉と言われています。
当初はAdult Children of Alcoholics(ACOA)と呼ばれていて、元々はアルコール依存症の親のもとで育ち、
健全な主体性、協調性が育っていないため、日常生活において、とても生きずらい実感を持つ人という意味で使われていました。
アルコール依存者の親が居る家庭の子供に、同じような問題を抱える状況がみられたからです。
その傾向としては
〇他人の顔色を非常に気にする。
〇主体性がなく、迎合する傾向がある。
〇恋愛においてもふさわしくない傾向の空いてを選ぶ傾向がある。
〇職場においても人間関係に悩むことが多い。
〇頼まれると嫌と言えず、抱え込んでしまいがち。
〇結婚し、出産すると、育児で悩む傾向がある。
などになります。
他にはAdult Children of Dysfunctional family(ACOD)機能不全家族のアダルトチルドレン。機能不全家族の下で育った人、という概念もあり
日本ではこちらのACODのが多いとされています。
※ケースワーカーとは
生活保護を受けている人に対して様々な働きかけをする職員を、一般的にケースワーカー(CW)と呼んでいます。
ただ、現業員といったり、地区担当員と呼んだり、ソーシャルワーカーと呼ばれることもあります。
上記の事情により、病名と認定されておりませんので、病院に行ってもアダルトチルドレンという病名と診断される事はありません。
ある特定の環境で育ち、心に問題を抱えて育ってしまった大人たちを、アダルトチルドレン・ACと呼び、
成育環境で身に着いた、心の癖というような解釈をされているようです。
2-2.ACになる経緯・パーソナリティ優位
それではどのような経緯を経て、アダルトチルドレンという心の癖が発生するのでしょうか。
まずは、まずはキャラクターとパーソナリティについてをご説明致しましょう。
性格には
キャラクター…本来の性格 と
パーソナリティ…役割を認識して応じる性格
があります。発達段階において最初に育つのはキャラクターであり、ここが自分らしさの中心と捉えても良いと思います。
そして次にパーソナリティが育ってきます。この部分は年齢とともに発達し、状況に応じて、自分の期待される役割を認識し、実行することができるようになります。
そして、役割に応じてキャラクターを抑えたり、パーソナリティを抑えたりしながら、社会への適応をしていくようになります。
例えば
小さいお子さんが、お友達の家に預けられている時は良い子なのに、お母さんがお迎えに行くと、とたんにわがままになること、
ありますよね。小さいながらに預けられるという状況を認識し、パーソナリティ優位となり、良い子になっていると思われます。
そして、お母さんがお迎えに現れると、キャラクター優位に切り替わり、寂しかったよーと、甘えるようになるのです。
キャラクターとパーソナリティは状況に応じて変化し続けているのですね。
では本題に戻ります。
お子さんが育つ環境が、アルコール依存症の親御さんがいる家庭ですとどうなるでしょうか。その場合、お父さんが
アルコールが切れることで、いつ怒り出すのかわかりません、また、いつ、両親が喧嘩を始めるのかもわかりません。
このような環境ですといつも、怖いことが起きるのではないかと緊張し、危機に対応するような状態で生活をするようになります。
そして、その対応に一番神経を使うのが両親とのコミュニケーションになります。怒らせないように、気分を害することがないように
常に気を遣うようになります。それは幼児であってもです。
この時期、本来はキャラクター優位でのびのびと育って欲しい時期なのですが残念ながら、このような環境下では、
キャラクター優位でのびのびと育つことができず、パーソナリティ優位で常に気を使うようになります。
まるで、大人の社会における接待のような状態が日常的に実施されるようになるのです。
この状態を四六時中、長期間にわたって継続することになります。
このような状況においてパーソナリティが強制的に優位な状況となり、そして、その状況が続く限り、お子さんは気を使い続けることになるのです。
そして
パーソナリティ優位の良い子、良い人を演じるアダルトチルドレンの傾向が誕生していくのです。
アルコール依存の方がいる家庭でなくても、機能不全家庭【ACOD】であれば、アダルトチルドレン・ACになる可能性はあります。
また、自分自身がアダルトチルドレン・ACの傾向がある場合、その家庭で育った体験した事しか知らないため、
子育てをすれば、お子さんにアダルトチルドレン・ACが連鎖してしまうものと思われます。
2-3.ACになる経緯・キャラクターの抑制、抑圧
そして、さらにその状態が継続すると、困った状況が生まれます。
キャラクターが健全ですと、意見や価値観をしっかりと主張するので、親御さんの価値感との相違が生じます。
その結果、叱られたり、怒鳴られなりすることが増えるようになり、ストレスが増大します。
機能不全の家庭においては、空気が読めない、ルールを守れないなどの理由で、お子さんにとって、納得できにくい叱責が
継続することになります。そのため、キャラクターを無意識に抑制することになります。
つまり、自分らしさを封じ込めるようになるのです。
パーソナリティ優位になったとしても、キャラクターが機能していると常に辛さを感じるので、
自分の気持ちを我慢している自覚が生じ続けます。しかし、これだと良い子になりにくいので、
無意識にキャラクターを抑制するのです。この状態が抑圧です。
キャラクターを抑制する状態が長期間に及ぶと、抑圧されることが日常になり、自分でも気付かないうちに、我慢し、
良い子を演じる癖がつきます。自分のキャラクターを抑圧している自覚がないため、パーソナリティ優位の
良い子が自分の人生だと思い、これが性格であると誤解するのです。
これが再び長期間続き、様々な壁とぶつかり、生き辛さが形成されていく状態。これがアダルトチルドレン・ACということになるのです。
2-4. アダルトチルドレンの症状、辛さ リスト
※この章【2-4】にリストアップされている項目は2-5に詳しい説明があります。
アダルトチルドレンの自覚がある方は以下のいずれかに思い当たることがあるかもしれません。
以下にリストアップしてみましたのでご覧になってみてください。詳細は2-5にてご説明致します。
●全般的には
①やりたいことよりもすべき事を優先する
②自分の本音を言えない
③間違っていないか、常に気になる
④自罰傾向がある
⑤率直にNOと言えない
⑥自分の基準が高すぎて、完璧主義と言われる
⑦被害妄想癖がある
⑧無力感を訴え、心身症に陥りやすい
⑨まじめすぎて楽しむこと、遊ぶことができない
⑩自立的な判断と思考の欠如
⑪喜怒哀楽の表現が苦手
⑫人間関係において、あるべき姿を優先してしまう
⑬余裕がなくなると、攻撃的になってしまうこともある
⑭人間関係を親密にすることが苦手
⑮他者の自分に対する評価を常に気にする
⑯他人からの承認を必要とする
⑰条件付きの承認、愛情になりやすい
⑱友人、恋人、夫婦、親子、会社の人間関係において共依存になりやすい
⑲他人への依存
●育児面では
①普通に育児をするだけで、連鎖が発生
②お母さんと同じ気配りを無意識にお子さんに求める
③キャラクターが健全なお子さんを、わがままと勘違いし、叱責し、抑制してしまう
④お子さんの気持ちよりも、あるべき姿を優先する
⑤お子さんの気持ちよりも、平均的にできているのか、が気になる
⑥あるべき姿を求めて虐待になることがある
●恋愛面では
①恋愛で依存的になりやすい
②ふさわしい相手よりも、条件の良い相手を選んでしまいがち。
③いつもふさわしくない相手を選んでしまう
④パートナーに問題があったとしても自分に原因があると思いがち
⑤少しの不安があっても、ゼロにしないと相手を失うと心配
⑥パートナーに父性、母性を無意識に求める。
●職場では
①あるべき姿を考えすぎ、気が休まらない
②評価を気にしすぎる
③自分がつらくても残業などを請け負ってしまう
④周囲に対して意見を言えない
⑤反対に、あるべき論からの意見を言いすぎる
⑥職場の仲間にうちとけならない
以上、カウンセリングにおいてみなさんから頻度たかっくよく伺う、辛さを列挙してみました。これらの一つあるいは複数に思い当たることがある、
という方は一度はアダルトチルドレンであることの可能性を疑ってみる必要があるかもしれません。
この次の章では上記のリストをご説明申し上げます。
2-5. アダルトチルドレンの症状、辛さ 解説
ここ2-5では前の章のリストを一つづつ解説します。
●全般的なつらさの解説
①やりたいことよりもすべき事を優先する
自分らしさ【キャラクター】を抑えて、すべきこと、役割として期待されていることを優先する【パーソナリティー】が優位になりがちです。
自分が周囲から何を期待されているのか察知する勘が鋭く、その期待を察知するとすぐに自分の個人的な欲求をコントロールし、期待通りに生きる努力をしがち。
適度にできれば、評価も成果も得やすいのですが、行き過ぎて、自分らしさを抑えすぎる傾向があります。
②自分の本音を言えない
周囲の雰囲気や期待を察知した後に、雰囲気を良好に保つために、自分の気持ちを過度に抑制し、
その場の雰囲気を優先させる傾向がある。そのために辛くなることもあるが、雰囲気を壊した人にならないことが
優先であるため、自分の希望や価値観を話すよりも、その場の雰囲気を壊さないことを優先してしまう。
自分のしたことが間違うことをとても気にしている。間違えてしまうと、周囲に迷惑をかけたり、批判を受けることになる。
その結果、自分の評価が下がり、周囲から距離を置かれることを避けたいという心理が働く。
成果を産むため、そして、その場の責務を全うするために適切であったか、を気にしていて、間違っていたら、すぐに改善するための心の準備を心がけている。
③間違っていないか、常に気になる
自分のしたことが間違うことをとても気にしている。間違えてしまうと、周囲に迷惑をかけたり、批判を受けることになる。
その結果、自分の評価が下がり、周囲から距離を置かれることを避けたいという心理が働く。
成果を産むため、そして、その場の責務を全うするために適切であったか、を気にしていて、間違っていたら、すぐに改善するための心の準備を心がけている。
④自罰傾向がある
何か好ましくない事態が起きると、自分が原因、責任で発生したに違いない、もしくは、自分の努力不足だろうと判断しがち。
自分に罰を与える傾向が強く、長い時間自分を責め続けます。
⑤率直にNOと言えない
相手の期待に応えるという癖がついてしまっているためか、NOと言うことが非常に難しい。
自分がNOということで雰囲気が壊れるなら、自分がつらくてもYesと返事をしてしまい、後で抱え込んでしまう。
NOというくらいなら、自分が苦しんだ方がまし、という考え方が優先となる。
⑥自分の基準が高すぎて、完璧主義と言われる
自分の行動に合格をだせる基準がとても高い傾向になり、自分に満足したことが少ない。
このくらいできればいいという妥協が難しく、やるとしたら、徹底してやるになってしまう。
人との信頼関係を構築する力が低い人、自己肯定感が低い人ほど、完璧主義に陥りやすい。
⑦被害妄想癖がある
常に論知的思考で適切な判断をすることを自分に課している方が多いので、つい、その思考が行き過ぎてしまい、
まだ、何も問題になっていないのに、自分の努力が足りないという理由で、きっと上手く行かないと悪い方に考える傾向があります。
⑧無力感を訴え、心身症に陥りやすい
アダルトチルドレン(AC)の癖があってご自身を抑える癖がある方は、自分の気持ちを抑制しすぎる傾向があり、
自分の本音が分からなくなってしまうことがあります。それが進むと心身になんらかの影響を与える状態になることがあります。
⑨まじめすぎて楽しむこと、遊ぶことができない 1
自分を抑えて育ってきた傾向があるため、遊ぶ時も周囲の様子を伺いながら適切な役割を担おうとする癖があります。
誠意をもって努力すればいい、というだけでなく、成果もしっかりと出さないといけない。
つまり努力だけではいけないと思う傾向があり、自分の評価が下がらないように、と思うあまり、強迫観念的に頑張るので、
ちょうどよいというバランスが難しい。
そのため、100点取れるまで頑張ることになり、結果、努力ばかりで楽しさが少ない状況となる。
また、自分の楽しみと言われると、戸惑ってしまう方も多く、常に自分の楽しみは後回し、娯楽の場でも添乗員さんのようにふるまってしまいます。
⑩自立的な判断と思考の欠如
自分自身の意思で主体的に何かを決めることが苦手。常に判断をする時に参考になる指針を過度に確認する。
または、周囲の人の期待値を確認したり、期待通りに進んでいるのか、を確認する傾向があります。
⑪喜怒哀楽の表現が苦手
喜怒哀楽の表現までも適切であるかどうかを先に考える癖があります。 自分らしく生きようとすることをして来なかったのは、
自分らしさを保持したまま、期待に応えようとすると、つらくなるため、 初めから自分らしいの喜怒哀楽は押さえ込む癖がついてしまっているようです。
⑫人間関係において、あるべき姿を優先してしまう
人間関係における本来あるべき姿を学び、その形に近づくように努力をするのですが、この努力が自分のメンタルの健全性が
保てないほどまで、追い詰めてしまう。自分の場合はもちろんのこと、相手にに対しても求めてしまうことがあり、あるべき姿
に近いところまできていても、決して充実感、幸福感を得ることができない。
むしろ、病む一歩手前まで、追い込まれてしまうことが多い。
⑬余裕がなくなると、攻撃的になってしまうこともある
あるべき姿、理想の姿を求めるあまり、頑張りすぎる傾向のため、
常に疲弊と隣り合わせとなります。そして、余裕が無くなってくると、攻撃的になってしまうこともあります。
他者に対して
⑭人間関係を親密にすることが苦手
人間関係が親密化すると自分の今までみせていないところも見せるようになります。そうなると、思ったよりもいい人ではない、
と思われてしまう。という予期不安が生まれる事があります。自己評価が低いため、親密に付き合うと、絶対に評価がさがり、
相手を失望させてしまう。それなら、いっそのこと、親密にならなくていい、という流れになってしまう。
⑮他者の自分に対する評価を常に気にする
自分が周囲の人からどう思われているのかを常に気にしてしまう。しかも、すべての人に一定以上の評価をもらおうと努力し、
疲弊してしまう。仮に全体的には良い評価を得ていても、一人でも悪い評価の人がいると、慌て、緊張し、自分はだめだと
落ち込んでしまう。
⑯他人からの承認を必要とする
小さい時から自分に影響を与える存在に対して、【この場合、父もしくは母の場合が多い】 これでいいよね、
と言うような承認を得る癖がついてしまっているので、どうしても、承認を得ないと行動できない傾向にあります。
依存
⑰条件付きの承認、愛情になりやすい。
なにかができたら、認められる。愛される。しかし、何かができてなければ、失望される、がっかりされる。
場合によっては人間関係まで切れてしまう。という考え方に、必要以上にこだわってしまい、いつまでもその不安や緊張から解放されない状況を言います。
自分が評価される場合もありますが、自分が上司、先輩、親の立場であった場合は部下、後輩、子供がそのように評価されないようにと過度に心配します。
⑱友人、恋人、夫婦、親子、会社の人間関係において共依存になりやすい
共依存とは、お互いに依存している状態です。
頼りたい人と、頼ってもらいたい人が、お互いの求めていることが一致して強い依存関係になることを言います。
幼少期の依存が一方的に望をぶつけるのに対して、共依存は相互の存在価値を確かめながらの依存になりますので、関係性は
より高度になるのですが、依存ですので、頼りすぎ、頼られ過ぎがあります。そのために最終的にはつらくなってしまうこともあります。
⑲他人への依存
周囲の期待に応えるために、自分らしさを抑えることになってしまい、結局多くの方の価値観を満たそうとするため、
どう判断したらいいのかが、難しくなってしまいます。そうなると自分が判断をするのに適度な助言をくれる友人、や上限関係を求め、
結果依存関係に発展してしまうことがあります。
●育児面におけるつらさの解説
①普通に育児をするだけで、連鎖が発生
保護者にアダルトチルドレンの影響がある場合、ほぼ間違いなくお子さんにも何らかの影響を与えていると言えます。
その理由はシンプルで、保護者さんの価値観がアダルトチルドレンの影響を受けているため、健全な価値観を知らないためです。
保護者さんが全員アダルトチルドレンを知っているわけではないので、自分が良かれと思っている、育児の価値観そのものが
アダルトチルドレンの影響を受けていることを知らない、ということもあるためです。
②お母さんと同じ気配りを無意識にお子さんに求める
保護者の方が周囲に対して行っている気づきや気配りをお子さんにも教え、気配りのできるお子さんを育てようとする傾向を言います。
この価値観そのものがアダルトチルドレンの影響下にある可能性があるのですが、その事を、知らず、正しいことをしている認識で
お子さんを育成する方向に向かってしまいます。
③キャラクターが健全なお子さんを、わがままと勘違いし、叱責し、抑制してしまう
お子さんのキャラクターがしっかりと育っている場合、アダルトチルドレンの価値観を持つ保護者さんが見ると、わがままに見える
ことがあります。そうすると保護者さんが直そうとして抑制してしまう事があります。
健全なのに抑制するという悲しいことが発生してしまいます。
この結果、お子さんは健全な状態からアダルトチルドレンの連鎖が発生してしまい、将来生きづらくなってしまう可能性が高まるのです。
④お子さんの気持ちよりも、あるべき姿を優先する
お子さんが宿題をすべきであるにもかかわらず、なにかぐずぐずしてやろうとしないとき、どのような気持ちでいるのか、
もしかしたら、つらいことがあったのだろうか、どんな気持ちがあるのかな、ということを優先して思うよりも、
宿題をすべき時なのに、なにをぐずぐずしているのか、義務が最優先で自分の悩みなど、気にしていたら義務が果たせなくなる
と思い、心を見ず、義務の達成率を優先する心の状態。
⑤お子さんの気持ちよりも、平均的にできているのか、が気になる
お子さんがすることについて、公私にかかわらず、周囲の子供さんが行っているレベルと同等であることを望む癖です。
つまりは平均コンプレックスとでもいいますか、平均的であることを願う傾向です。上記④と似ていますが、
ここでは強迫観念がポイントになります。平均的にできないと自分が親として責められるのではないか、もしくは、
子供が責められるのではないか、などの予期不安からきていると思われます。
⑥あるべき姿を求めて虐待になることがある
●恋愛面におけるつらさの解説
①恋愛で依存的になりやすい
アダルトチルドレンの方で、この問題を抱える方は非常に多く、異性に近づくと、異常に接近してしまい、適切な距離感がつかめず、
依存になってしまう状態です。恋愛状態になると、恋人に全てを合わせる傾向がでて、自分のペースを尊重できなくなります。
そんなことをしたら、嫌われてしまうのでは、という不安が大きくなってしまうようです。
結果として苦しくなり、自から恋を終わらせる方もいます。
②ふさわしい相手よりも、条件の良い相手を選んでしまいがち。
自分としてはこちらの人のが相性が良いのかも、と思いつつも親とか周囲の自分に対する評価や期待を重要視し、この人を選ぶと
周囲に喜ばれる、評価されるなどの理由で、交際する相手を選択する傾向があります。
③いつもふさわしくない相手を選んでしまう
周囲の人から、どうしてあの人がいいの、と言われるような問題を抱えた人を選んでしまう傾向があります。
お話を聞いてみると、問題を抱えた人のが自分の助けが必要な場面が多いと思う。という気持ちが背景にあるようです。
相手が自分を必要としてくれると認識しやすい、ということと、自分も役に立っていると認識しやすいためです。
④パートナーに問題があったとしても自分に原因があると思いがち
⑤少しの不安があっても、ゼロにしないと相手を失うと心配
⑥パートナーに父性、母性を無意識に求める
⑦甘えと愛情、依存、しがみつきの区別がわからない
●職場におけるつらさの解説
①あるべき姿を考えすぎ、気が休まらない
②評価を気にしすぎる
③自分がつらくても残業などを請け負ってしまう
④周囲に対して意見を言えない
⑤反対に、あるべき論からの意見を言いすぎる
⑥職場の仲間にうちとけならない
3.一般的な取り組み
アダルトチルドレン・ACに関する一般的な取り組みは、医療的な指針がないだけに、カウンセリングルーム
によってのブレが大きく出てしまいがちです。痛みを聞く、傾聴主体のカウンセリングルームから、
スピリチュアル的アプローチ、霊的アプローチ、などを行うところもあります。インナーチャイルドヒーリングを中心に行う
ところもあります。しかし、どの場合も難しい壁のようなものがあります。それは
どこに苦しみの原因があるのかは、ある程度分かるのですが、その回復が困難
という壁です。
この壁には意味があります。実際に回復に至るまでの支援ができるカウンセリングルーム では、壁のようなものは存在しないからです。
カウンセリングをご検討されるときは、壁の存在をあまり感じないカウンセリングルームをホームページやお試しカウンセリングなどで
確認してみることをお勧めします。
4.そらいろでのカウンセリングの特徴
この章では、カウンセリングルーム そらいろ においてのアダルトチルドレンのカウンセリングの特徴をご説明します。
4-1.今までの認識
アダルトチルドレンの方のつらさの軽減は今まで生きてきた年月と同じぐらいの時間がかかる
と言われることもあるほど難しいと言う医師もいます。
実際、いろんな治療法や心理カウンセリングを試してみたけどなかなか回復しないという方が多いようです。
なぜ、このような認識に至るのかを私なりにイメージしてみたいと思います。
①アダルトチルドレンは精神科、あるいは心療内科では、薬物療法が中心のため、根本的な心の癖を回復させることが難しい
②心理療法についても、認知療法や行動療法などの臨床心理学的アプローチを行っていることが多い
上記の二点があげられるのではないかと思われます。主につらい状況を薬物で緩和したり、
考えすぎてしまうところを修正することが中心に行われていることが、回復の難しさの原因ではないかと思います。
以上が今まで長期間かかるとされていた理由であろうと思います。
4-2.これからの認識 アダルトチルドレンは改善、回復するものです
今までの認識を踏まえ、
アダルトチルドレン・ACは回復するという新しい認識を以下にご説明致します。
そらいろでは
認知の修正、や、つらさの緩和、は、アダルトチルドレン・ACの回復の半分であると考えております。
そしてもう半分は、
幼少期に発達させることができなかった、自分らしさを回復させる事
であり
更には、本来の協調性を育てること
がもう半分であろうと思います。つまり、
心に沁みついてしまったマイナスを修正し、更にはプラスを育てる
これにより
つらさを軽減した病み上がりの自分ではなく、十分に健全性を取り戻した本来の発達した自分を実現できる
上記により、実際に回復、改善をご実感頂ける。
と言えるのです。
更に、豊富な改善、回復の事例があるため、以下のようなお声を頂くこともあります。
カウンセリングを始める前に、
『きっとよくなります』
とお伝えしたことを、
『カウンセラーが慰めで言っている』
と思う方が殆どです。
後から教えてくださるのですが、今までの経験では、回復するとは思えなかった。と教えてくださる方が多かったのです。それなのに、
『まさかこんなに人生が楽になるとは思ってもいませんでした。』
『単なる慰めではなく、本当にそう思っていたのですね。』
とおっしゃって頂ける、ということがあります。
いかがでしょうか。アダルトチルドレン・ACは改善、回復するものという新しい考えを少し、信じてみようと思われましたでしょうか。
それでは次に、回復に関する考え方をご説明致します。
4-3.回復への新たな考え方
これからのアダルトチルドレン・ACの改善、回復には以下のご認識をもっていただくことが良いと思います。
アダルトチルドレン・ACの改善、回復は
⑴まずはマイナスの側面、つらさ、認知の歪みを発見し、修正する。
そして
⑵プラスの側面でもある、本来の自分らしい健全性の回復
という二本立ての構成にて進められることが大切と考えます。
自分らしい健全性とは
①健やかなキャラクターの回復と育て直し
②本来の協調性の理解と実践
③主体性を理解し、発揮できるようにする
④これらを理解した総合的コミュニケーション力の育成
を実現することが重要であり、その方法論として
臨床心理学的なアプローチに加え、発達心理学、性格心理学、アドラー心理学、更にはメンタルトレーニング、コーチング。
などを積極的に活用することで、改善、回復を目指します。
そしてその改善効果は
カウンセリングの間隔にもよりますが、3カ月~6カ月ぐらいで、変化を実感できる期待が持てる
という認識です。そうです。
自分らしい、活き活きとした人生を取り戻すことは、もう現実的に期待できることなのです。
4-4.まとめ
以上のお話しをまとめますと、以下のようになります。
心理カウンセリングルーム そらいろ では、
アダルトチルドレンは治るか、治らないか、という解釈ではなく、もはや、
回復する事が前提であり、
どのくらいの期間で回復するのかという、問題である、と認識しております。
これが実際に回復した方が数多くいらっしゃるという実績から導き出された結論です。
まずは、上記の点をみなさんのこれからの認識としてください。
その上でそらいろの、アダルトチルドレン・ACのカウンセリングを受けると以下の期待が持てるということをご説明します。
アダルトチルドレン(AC)の方ヘのカウンセリングは精神疾患を伴う、症状の重い方から、
薬も飲んでいないけどずっと生きづらい、という方まで幅がありますが、最終的な期待される状態は以下のようになります。
過去からの生育環境などによって形成された心の癖を治していくためのカウンセリングを実施します。
場合によっては心理カウンセラーが父性や母性方向からの支援を行います。
すると、小さな時に受けることが出来なかった受容や安心感を得ることが出来るようになります。
受容を実感し、自己愛が回復することにより、積極的で明るく生きることを自ら選択できるようになります。
アダルトチルドレン(AC)の癖が弱まってくると、自己愛が増加し、周囲の方から、
ハツラツとしてきたね、綺麗になったね、素敵になったね、などと声を掛けられることがあります。
それは、その方が萎縮しながら他人の顔色を伺う人生を止め、自分らしい、
自分の人生を取り戻したことのより、心から喜びが溢れているからではないかと思います。
以上がまとめになります。
このような状態を皆さんが感じ取れること、これがそらいろのアダルトチルドレン・ACのカウンセリングの特徴です。
5.具体的なカウンセリングの流れ
それでは、第5章です。
この章では、今まで説明して参りました内容を具体的にどう実現するのかをご説明します。
ご一読頂き、ご質問がありましたら、下部のお問合せコーナーより、お問合せください。
5-1.アダルトチルドレン・AC、回復へのカウンセリングの流れ
①まず最初に、お悩みの状況をじっくりと聞きます。もちろん人によって様々ですので、あくまでご自分のつらさをお話ください。
②つらい体験や思いを語って頂いたあとは、今後、どのように回復したいのか、について一緒に考えましょう。
③改善、回復の過程に対してのイメージがわきましたら、回復の先にある成長についても話し合ってみたいと思います。
病みからの回復は
●急性期、慢性期、回復期
となります。
しかし、それだけでは回復が安定しません。その先の
●成長期
があって、初めて回復が強固になります。またそのためには以下の点も大切です。
④自分の良いところを把握して成長させる。これは従来のカウンセリングではあまり得意ではありませんでした。
ここがとても重要です。そして本カウンセリングの留意点をご説明致します。
アダルトチルドレン・ACのカウンセリングが順調に進むための留意事項
●カウンセラーとの間に信頼関係と造ることが大切です。心の癖を深いところから見つけ出し修正をするために信頼関係は欠かせません。
●安心して話せる、なんでも話せる、頼っていいんだ、という心理的安全性を実感し、育成して頂くことが大切です。
●小さな問題であっても丁寧に一緒に確認しながら決めたり、確認したりします。
●何度も繰り返していくうちに自分の意思決定に自信が持てるようになるために、うまくいく経験を沢山作りましょう。
●途中で様々な心の癖に気づくと思います。その癖を一つ一つ治していきましょう。
過去のつらい思い出からつらい感情を取り除くテンポラルダイナミクスというイメージ療法を併用することも効果的です。
最終的に自分らしく生きるとはどういうことか、どうすればそうなれるのか、を見つけることができたら、
ご自身の人生に明るい希望が見つかっていることと思います。幸せな人生をつかむためにもお手伝いをさせて頂ければと存じます。
5-2.カウンセリングを検討する際、望ましいカウンセラー像とは
さて、ここでは、今まで説明してきたことを一緒に実践に移す、心理カウンセラーを選択しないといけませんね。
まずはシンプルに
アダルトチルドレン・ACの方の回復カウンセリングには、実際に回復を実現することができた経験を豊富にもつカウンセラー
を選択することもまた、大切なポイントです。
アダルトチルドレンの方の心のつらさを聞くカウンセリング
と
自分らしさを回復させるカウンセリング
は内容が違ってくるからです。 もちろんカウンセリングルーム そらいろでは、皆さんのアダルトチルドレンの回復を図るカウンセリングを
実施致しております。皆さんが長年苦しまれた状況から解放されるだけでなく、
学校や職場での人間関係、恋愛の苦しさ、パートナー選びの困難さ、生き辛さ、やむ価値観からも解放されます。また、
将来お子さんに連鎖するかもしれないという不安や責任の重圧からも解放されます。
それでは、以下にアダルトチルドレンの解説とカウンセリングルーム そらいろ のアダルトチルドレン・ACの心理カウンセリングをご案内申し上げます。
6.カウンセリングのご卒業のタイミングについて
カウンセリングは、いつ頃卒業するとよいでしょうか。これはよく質問されることです。
大まかにお伝えしますとタイミングとしては三つあると思います。
①大変つらい状況が緩和された状態のとき。 感情は-2くらい
②回復ができたと思えたとき。 感情は±0くらい
③自信が回復し、自己愛が成長できたとき。 感情は+5くらい
一般的なカウンセリングで多いのは①の時ですが、再発の可能性がとても高いご卒業の時期でもあります。
また、②の状態でも過去の認知の歪みの修正は終わってなく、プラス思考が定着した状態ではないのです。
ですので、③が望ましいと言えましょう。今が幸せと実感ができ、この状態を続けたいと思える、
そして、プラス思考が癖として定着していると実感できるときこそが、最もおすすめするご卒業のタイミングです。
7.小さなヒント集
1.アダルトチルドレン回復への手記はこちらです。
アダルトチルドレン(AC)の方が自分の子供心と向き合って、その子に代わって気持ちを伝えたメールの事例があります。良かったら読んでください。
以上がアダルトチルドレン・ACのご説明になります。
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