育児、子育てカウンセリング 改善、回復の事例集・こども編

2024年3月25日

ページ番号 2-3-3

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このページでは、育児、子育てのお悩みをカウンセリングで解決した事例のこども編、をご紹介致しております。

  

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1.はじめに

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子育てに関わる問題はなかなか改善、回復のイメージをもってもらうことができない時もあります。

例えば、不登校だったり、反抗的である、などの事例はまさに時間がかかるお悩みの代表例かもしれません。

そんな時、改善、回復の事例を読むことで、少しでも、良くなるというイメージを育ててもらえたら、と思い、事例をまとめてみました。

  

尚、できるだけ多くの方の参考になるように事例を選択しました。

そうであっても、すべての人にわかりやすいとは言えないかもしれません。

もし、私の場合はどうしたらいいのかと思いましたら、ご遠慮なくご質問ください。

  

本事例は、心理カウンセリングにおいて実際に成果の出ている事例を基にまとめておりますので、

ご参考になさっていただけると思います。

また、育児に関連する問題を二つに分けて、子供編とママ編に分けております。

→ママ編はこちらです。

      

2.事例、こども編

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この事例集は以下のステップで構成されております。以下の事例をよろしくお願い申し上げます。

  

2-1.子供が話をしなくなった

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①お悩みの状況

小学校5年生の女児のお子さんが帰宅したあと、すぐに外出するようになりました。

帰宅してもあまり誰と遊んでいたのか話してくれず、できるだけ家に居たくないという印象を受けます。

何か質問をしても ふつう、別に、などという返答で、向き合ってくれている感じがなく、心配です。

  

②カウンセリングでわかったこと

今回の事例では、お子さんとお母さんの日常的なやり取りを丁寧に教えて頂きました。

そこからわかってきたこと、それは、お母さんが学校であった出来事を聴き、娘さんが教えてくれた情報をもとに

いろいろなことを訂正していることがわかってきました。

友達とのコミュニケーションへの訂正、立ち居振る舞いへの訂正、先生との会話の訂正、など多岐にわたっており、

お母さんはこどものためを思い、できるだけ丁寧にわかりやすく説明をしているようでした。

 

この教育、躾がお子さんの自分らしさを否定的することにつながってしまったようでした。お子さんは徐々に

笑顔が減り、お母さんの目を見なくなっていたようです。これは明らかに、SOSのサインです。

お子さんのことを思っての教育や躾ではありますが、結果として過干渉状態となり、やる気を失わせてしまったのでした。

 

③対策

そこでお母さんに、何をどれだけ訂正すべきかをカウンセラーと話し合って頂き、これを訂正するとどんな効果になるのか、

を評価して生きました。マイナスの影響がでるもの、プラスの影響が出るものと分けたのです。

案外、マイナスの影響が出るものが多くあり、お母さんもびっくりされておりました。

  

④結果

過干渉が大幅に減ったため、徐々に表情が緩くなり、会話も増えたそうですが、ちょっと言いすぎてしまうと、

直ぐにお子さんの態度が硬直化することに気づかれました。お子さんの心に大きなトラウマを形成してしまったと

お母さんも気づかれ、やってしまったことの大きさが新ためてわかったとおっしゃっておられました。

  

2-2.子供が言うことをきかない

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①お悩みの状況

小学3年生の娘さんがいう事を聞かない、宿題も、おもちゃの片付けも、お風呂に入る時間も、徐々に遅れたり、

やらなかったりするようになってきた。そしてその事を何度注意しても直らないので最後は怒鳴ってしまい、

ギャン泣きになってしまう。お母さんもまた、育児に自信を無くしつつある。

  

②カウンセリングでわかったこと

お子さんが言う事をきかない、というお悩みは育児カウンセリングにおいて、

もっとも多いご相談テーマの一つ

ではないかと思います。

  

このような時は、とかく行動のコントロールに意識が集中してしまいがちです。

しかし、どうして素直に聞けないのかをお母さんとご一緒に考えてみますと、意外な答えがみつかったりします。

お子さんの行動は、単なるわがままに見えても、お子さんの心のサインが隠されている事もあります。

  

今回のお子さんの心の悲鳴は

お子さんのペースがゆっくりで、素早く何でもこなす、お母さんのペースで日常生活が進み、

お子さんはお母さんのペースで生活ができないことで劣等感を持ってしまっている、とわかりました。

1年、2年生のころは、小さいこともあって、言われるままに必死にやったのだと思います。

しかし、徐々に自我の発達が進み、自分がお母さんのペースに合わせるのがつらくなってしまったようでした。

  

③対策

日常生活のペースをゆっくりととれるように心がけ、素早くできないことを、叱らないように心がけて、頂きました。

それと、できれば次から次にすることを指示するのではなく、一つ終わったらすこしぼーっとする時間を心がけて頂きました。

 

④結果

結果として、徐々に笑顔が出てきて、ペースも上がってきました。そして、積極的にお母さんと話すことも増え、

お母さんも心の見ていなかったことを心から反省し、子育てというのは

心身を育てるのだ

とご認識されたとおっしゃって頂きました。

    

2-3.子供が何を考えているのかわからない

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①お悩みの状況

中学校2年生、男子の事例

挨拶もろくにしなくなり、部屋の片づけなどもせず、使った食器が自室にどんどんたまっていく。

注意するとその時だけは片付けるのですが、言わないと同じ状況に戻ってしまう。居間にいる時、食事の時はほぼ、

スマホを見ながらで、親と話そうともしない状況。進路のことが気になって話しかけるが、

真剣に考えていない様子で困り果ててしまいました。

 

お子さんの気持ちよりも、こうしなくては、という思いが優先している事が多く、今、何かで落ち込んでいるときでも、

それよりも、宿題しなくていいのか、と声をかけ、義務を果たすことを優先してきました。

 

母の管理を緩めてしまうと、どこまでも緩んでしまう気がして、緩めることができませんでした。

と言う事がわかりました。

  

お母さんのあるべき論を少しお休みさせて、本当にどん底まで落ちてしまうのか、

お子さんの自然な振る舞いを眺めてみることにしました。一時は自由にするとだらしなくなると思いますが、

自分の人生だから、自分で主体的にしないと、と思い始めると行動が変化してきます。

  

お子さんが何に興味を示し、何を感じ、何を考えているのか、をじっくりと見守ってみますと、

何を考えているのかが分かるようになってきます。積極的にイエスとノーが言えるようになってきたら安心です。

  

一時、規制がなくなったため、だらしなくなったのですが、徐々に、

〇宿題やらないと

〇着替えはどこ

〇お風呂入っていい?

など今まではなしたことがないような言葉を両親に対して投げかけるようになってきました。

以下に自分のペースでコントロールしてきたのか、反省しまし た。とお母様からお気持ちを聞かせて頂きました。

  

2-4.子供がなかなか勉強をしてくれない

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小学校5年生の次女の事例

4月から6月くらいまでは良かったのですが、7月に入って急に勉強をしなくなり、宿題も強く言わないとやらなくなりました。

元々成績の良いお子さんでしたので、勉強をしようとしなくなること自体初めてのことで驚きました。

きっと何かあったのだろうと聞き出そうとしますが、何もないと言い、話そうとしてくれません。

急に変化がきたので、いじめを疑ったのですが友達とのコミュニケーションは問題がないように感じます。

ただ、放課後に約束してきて、遊びに行くことが減りました。

  

子供に限らず人はストレスなどで健全性を失ってると、勉強などに対する関心は薄れてしまいます。

何らかのストレス要因があったはずと思われますが、お子さんが話そうとしてくれない、というとき、だいたいは話すと

怒られるというイメージがあると言えるでしょう。そのあたりを意識しつつ、どのような話題を避けるのかを見つけて

頂きましたところ、6月の初旬に勉強で躓いたところがあり、そこをいつも自分よりも成績の低いクラスメイトが理解して

できるようなり、そういう自分が許せなくなってしまったようでした。直接聞き出せたわけではないのですが、長女が

雑談のなかで、少しそれらしい話を聞き出して教えてくれました。なんでお母さんに話さないのかな、と長女に

言ってみたところ、言っても、わからないところを勉強しなさい、復習しなさいと言われるだけだから言わない

と言っていたようでした。

  

これにはお母さんもショックを受けて、なぜ言えないのか、頼りにできないのかと思われたので、コミュニケーションの分析

をしてみましたところ、過去、苦手なところをお母さんが何度も何度も、強めの叱責をしながら、教え込んだことがあった

とのことでした。これを避けたいので、何も言わないと決めたようですが、そうかといって、苦手意識がなくならないので

どうしたらいいのわからず、コンプレックス化し、勉強が手につかなくなってしまったようでした。

    

お母さんに協力を頂き、しばらく放置してもらうことにしました。

理由は、今までも問題があるとお母さんが強めに介入し、抱えていることを吐き出してもらい、それならこうすればいい

とお母さんが主導して問題解決にあたってきたので、今回はお母さんは干渉気味ではなく、見守る感じで、

と感じてもらい、自分から伝えてもらう。つまり聞き出さないようにしてもらったのでした。

  

1週間を過ぎたころに、突然泣き出して、

『もう勉強がわからない。もうやだー』

と大声を上げて泣きだしたのでした。自分ではどうにもできないという状態になった、と言えます。

〇がんばればできるから

〇大丈夫だから

などのような今まで使ってきた言葉をなるべく使わないようにして頂き、お父さんとの仲は比較的良いので、

お父さんに勉強を見てもらうことにしました。夏休みの間、お父勉強を見てもらい、苦手意識を克服することが出来ました

 

しかし、これは勉強という技術が回復できたと言う事になりますが、お母さんとの関係性が回復したとは言えません。

今後しばらくの間、お母さんが強めの介入をしないように、心がけて頂き、気になることであっても聞き出して解決

というパターンを作らないようにこころがけつつ、様子を見ることになりました。

  

2-5.下の子供とは気が合わない

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子様1人1人に個性がありますように、お母様にも個性がありますね。

個性があるという事は合う、合わないが発生してしまうという点においては、

ある程度、仕方のないことかも知れません。多くのお母様が育児のカウンセリングにおいて

ご自身が未熟なためではないかと思われ、心配されますが、その点については、

むしろ誰もが悩むことと言っても良いのではないでしょうか。

私自身もどうやって考えたら良いのかが分からず、悶々と過ごした事もありました。

なかなか他の方には言えないお悩みの一つでもありますね。先ずは、ご自身を責めてしまう

お気持ちを吐き出してください。その後に、個性との向き合い方をご一緒に考えて参りましょう。

  

2-6.子供が自制が効かず、キレ易い

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自制が効かない状況というのはどのようにして起きてしまうのでしょうか。 

一般的には不安や辛い思い、我慢などのストレス要因が長く続き、もうこれ以上耐えられないという状況になると、

理性で感情の暴走を抑えることができなります。この状態を自制が効かない、と言います。

お母さんと一緒にお子さんのストレス要因を見つけ、何が原因なのかを見つけることをまずは実施致します。

その後に対策を絞り込み、具体的な方法を考えて参ります。

その後に毎回のカウンセリングで進捗状況をお聞かせ頂き、追加の対策なども考慮に入れながら

お子さんのお気持ちが安定するように致します。 

お子さんが受け止めてもらえていると実感できると徐々に安定してきます。

 

是非、ご一緒に考えて参りましょう。

 

  

○子供がなかなか友達を作れず、本人も辛そうですが、見ている
親もどうして良いのかわからない、育て方が悪かったのかと心配

○何度も同じことを繰り返す。
(手洗い、机の周りの片付け、カギの確認など)

○キレ易かったり、感情のコントロールが思うように行かず、ケンカばかりしている。

○異性との交友関係においての問題

○不登校、もしくは学校に行くのが怖い

○引きこもり

  

  

  

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また、回復のみならず、さらなる発達、成長についても、応援させて頂いております。話をお聞きするカウンセリングのみならず、成長、発達を目標に置いた支援も行っております。

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