020217 ギャンブル依存症、ギャンブル障害 【心理カウンセリングで改善、回復 そらいろ・神奈川】
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このページは、ギャンブル障害と診断された方、ギャンブル依存に悩まれている方、具体的には
(パチンコ、スロット、競馬、競艇、ネットカジノ、FX・暗号資産のハイレバ取引など)
そして、そのご家族の方に対して、心理カウンセリングルーム そらいろ の考え方と実践的なアプローチをご紹介しております。
ご一読いただき、ご質問などございましたら、ページ下部のお問い合わせ先よりお気軽にご連絡ください。
皆様からのご連絡をお待ちしております。
このページの目次
1.はじめに
ギャンブル依存症(ギャンブル障害)は、単なる
「意思の弱さ」や
「道徳的な問題」
「性格の甘え」
ではありません。医学的・心理学的にも脳の報酬系や意思決定プロセスに関わる精神疾患(行動依存)
つまり、脳の病気として位置づけられています。
※報酬系とは
WHO(世界保健機関)の国際疾病分類(ICD-11)や
米国精神医学会の診断基準(DSM-5)
においても明確に定義されており、近年ではスマートフォンで手軽にアクセスできるオンラインカジノや
スポーツベッティング、ハイリスクな投資取引などの普及に伴い、深刻化・若年化が進んでいます。
しかし、その深刻さの一方で、
「借金を肩代わりすれば治る」
「怒鳴ってやめさせようとする」
といった誤った対応によって、かえって状態が悪化してしまうケースも少なくありません。
心理カウンセリングルーム そらいろ では、ギャンブル依存についても、
心理学・コーチング・行動科学などの多面的な知恵を活用し、
現実的かつ実践的なステップを踏むことで改善、回復、寛解が十分に望めるもの
として取り組んでおります。以下に詳しくお伝えいたします。
2.ギャンブル依存、ギャンブル障害とは
「たまの気分転換」の範囲を超え、損害が生じているにもかかわらずギャンブルをコントロールできなくなる状態です。
国際的な精神医学の基準(DSM-5 / ICD-11)等では、主に以下のような特徴(行動パターン)が挙げられます。
コントロールの障害(抑止不能):やめよう、控えようと思ってもコントロールできない。
興奮の追求(耐性):望むような興奮を得るために、使う金額や賭ける頻度が増えていく。
負けて奪還しようとする(深追いや「追金」):失ったお金をギャンブルで取り戻そうとする(チェイシング)。
嘘と隠蔽:ギャンブルへの没頭や借金を隠すために家族や周囲に嘘をつく。
日常機能の著しい障害:経済的破綻、職場の信用失墜、家庭崩壊など問題が生じているにもかかわらず継続してしまう。
2-1.脳と心で起きているメカニズム
ギャンブルを行っている際、脳内ではドーパミン(快楽や期待に関わる神経伝達物質)が過剰に分泌されます。
特に「勝つか負けるかわからないハラハラ感」や「たまに大勝する(間欠的強化)」体験が、
脳に強い報酬体験として記憶されます。 また、ストレスや現実の生きづらさ、孤独感、寂しさを
紛らわせるための「現実逃避(回避行動)」として固定化してしまうことも大きな要因です。
3.一般的な治療法・支援アプローチ
一般的な医療機関や公的機関、回復支援施設では、以下のようなアプローチが行われています。
①医療的アプローチ(精神科・心療内科)
〇うつ症状や強い不安、睡眠障害が併発している場合のアディクション外来や薬物療法。
②認知行動療法(CBT)
ギャンブルへの引き金(トリガー)の特定、歪んだ認知(「次は勝てる」「ツキが来ている」という錯覚)の修正。
③自助グループへの参加
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)や、家族会(ギャマノン)など、同じ悩みを持つ当事者・家族同士での分かち合いと相互支援。
④経済的・法的支援
弁護士や司法書士、多重債務相談窓口を通じた債務整理(破産、個人再生、任意整理等)や金銭管理指導。
医療や自助グループは非常に有用ですが、
「大勢の中で話すのが苦手」
「自分に合ったマンツーマンの個別具体的な行動指針が欲しい」
という方も多くいらっしゃいます。
4. そらいろでのギャンブル依存カウンセリングの特徴
当ルームでは、単なる傾聴や共感にとどまらず、心理学・コーチング・行動科学などの多面的な知恵を活用した「具体的かつ実践的なアプローチ」を行っています。
①実践的な行動変容と環境デザイン
認知行動療法や行動分析に基づき、ギャンブルの引き金(トリガー)となる状況や感情を特定し、衝動が起きにくい「物理的・金銭的な環境(防波堤)」を一緒に構築します。
②内発的な変化を促すコーチングアプローチ
動機づけ面接(MI)の技法を用い、「やめさせられる」のではなく、クライアント様ご自身が「本当はどう生きたいか」「どんな未来を築きたいか」という目標や価値観を引き出します。
③ギャンブル特有の認知の歪み(イリュージョン)の修正
「取り返せる」「自分には流れが見える」といった無意識の錯覚を臨床心理学の観点から整理し、現実的で合理的な捉え方へとシフトさせます。
④執着の手放しと「新たな生きがい」の再構築
哲学やマインドフルネスの知恵も取り入れ、ギャンブルへの執着を手放しながら、ギャンブル以外の健全な趣味や目標、ストレス解消法を見出していきます。
⑤ご家族への実践的なアドバイス(イネーブリングの防止)
家族がよかれと思って借金を肩代わりすること(イネーブリング)を防ぎ、巻き込まれずに境界線を引くための適切な接し方やコミュニケーションをサポートします。
5. 具体的なカウンセリングの流れ
5-1. 回復しにくい理由(依存のメカニズム)を理解する
まずは、なぜギャンブルをやめたくてもやめられないのか、その背景にある脳の報酬系(ドーパミン)の働きや、
無意識の認知のかたより
「次は勝てる」
「負けを取り戻せる」
という錯覚、などの仕組みを分かりやすく整理し、理解を深めていきます。
自分を闇雲に責めるのではなく、構造的な問題として捉え直す第一歩です。
5-2. 心にたまった様々な感情(ストレスや生きづらさ)を吐き出しましょう
ギャンブルに向かってしまった背景には、日頃の強いストレス、孤独感、仕事や家庭でのプレッシャー、
あるいは「自分はダメだ」という抑圧された不満や辛い感情が隠れていることが少なくありません。
まずは安心できる空間で、これまで誰にも言えなかった思いや葛藤をすべて吐き出していただき、
心の負担を軽くしていきます。
5-3. センサーの回復(自分の本当の感情や不快感に気づく)
依存状態が続くと、心の麻痺が進み、自分がどれほど疲弊しているか、本当は何を感じているのかという
「心のセンサー」が鈍くなってしまいます。
心理カウンセリングを通じて、ギャンブルの刺激で誤魔化していた本来の感情や体感覚を取り戻し、
「今、自分は何を感じ、何を求めているのか」を正しく察知する力を回復させていきます。
5-4. 認知の歪みを見つけて修正(思考と行動の再設計)
・負けた分を取り返せば解決する
・ストレス発散にはギャンブルしかない
といったギャンブル特有の思考パターン(認知の歪み)を丁寧に見つけ出します。
そして、衝動(やりたい欲求)が起きた際の緊急対処法(コーピング)や、
物理的な環境調整(金銭管理やアクセスの遮断)など、現実的で効果的な代替行動へと修正・更新していきます。
5-5. 自信と自己愛の回復、育成(新たな目標と生きがいの再構築)
ギャンブルに頼らなくても自分を満たせる健全な生活基盤と、日々の生きがい・目標を共に作っていきます。
コーチングやメンタルトレーニングの視点も取り入れながら、
・自分を大切にする力(自己愛)
と
・自分の力で生活をコントロールできている実感(自己効力感)
を育て直し、本当の意味での回復と成長(寛解)へ向けて伴走いたします。
6. カウンセリングのご卒業のタイミングについて
そらいろでは、だらだらとカウンセリングを継続するのではなく、クライアントさんが
ご自身の力でスリップ(再発)の危機を乗り越えられる
「自己管理の基盤」
ができた段階をご卒業の目安としています。
・ギャンブルを行わない生活が安定して継続できている(数ヶ月〜半年以上)
・ギャンブルの衝動が起きた際の対処法(コーピング)をご自身で選択・実践できる
・金銭管理や家族とのコミュニケーションにおいて、不透明さや嘘がなくなった
・ギャンブルに頼らないストレス発散法や、日々の生きがい・目標が見出せている
これらが実感できたとき、カウンセラーと話し合いのもとでご卒業、
または月1回等のメンテナンス期へ移行となります。
7. ヒント集(回復へ向けた実践のアドバイス)
【ご本人へ】
「意志の力」で戦わない:衝動と根性論で戦うのは危険です。物理的に「お金を持たない」「ネット決済の枠を下げる」「ギャンブル場に近づかないルートを選ぶ」という仕組み(環境設定)を作りましょう。
衝動の波は15分で去る:やりたくなった衝動は永久には続きません。波のピークは数分〜15分程度です。その時間を稼ぐ「緊急避難行動(散歩・シャワー・電話など)」をリスト化しておきましょう。
「負けを取り戻す」をあきらめる:ギャンブルの負けは「ギャンブル以外」の誠実な仕事や生活で埋めることこそが、最も確実で最短のリカバリーです。
【ご家族へ】
借金の肩代わりは絶対にしない:
本人に代わって借金を返済することは、本人が「底つき(自分の問題に向き合う機会)」
を感じるのを遅らせ、依存を深刻化させます。
愛情を持って「毅然と境界線を引く」:
冷たく見捨てるのではなく、「あなたを大切に思っているからこそ、ギャンブルに関わるお金は1円も出さない」
という態度を家族全員で一貫させることが回復への第一歩です。
編集担当:井上 雅裕


