摂食障害
そらいろでは、精神科、心療内科に通院されている方に対して、心の痛みを和らげるためのカウンセリングを積極的に承っております。また他の科のご病気を患っている方のカウンセリングも承っております。
ご依頼をされる場合は、必ず以下のことを事前にご連絡下さいませ。
・病歴
・医師より告げられている病名、障害の名称
以上は、カウンセリングの効果を高めるためにもご協力をお願い致します。
●特徴(摂食障害)
食事の量が極端に減る(神経性無食欲症)と、異常に増える過食症(神経性大食症)をあわせて摂食障害といいます。
拒食と過食は一見正反対の行動ですが、どちらも、根底には「やせたい」という強烈な願望があり、食行動異常と考えられています。
と、医学書などで紹介されています。
しかし、最近では、痩せたいというだけでなく、他のストレスなどで拒食になったり、過食になったりする場合もあるのではと感じています。
摂食障害(とくに過食症)は最近、急増する傾向が見られます。拒食症は主に若い女性に起こる病気で、特に多いのは、小学校高学年から、高校生までの女子です。
しかし、最近では男性にも増えつつあります。
●症状(摂食障害)
拒食症
栄養失調に陥り、身体は病気ではないのに、無月経、貧血、低血圧、低体温、脱毛などの症状が現れます。
場合によっては、食欲が異常に高まる過食発作が起きることもあります。この過食発作は伴う場合と伴わない場合があります。
太ることが心配で、体重の増加を極端に恐れます。絶えず体型を気にし、太ももなど、身体の部分にこだわります。
極端に食べないため、やせ衰えた状態となりますが、本人は太っていると言い張ることが多く、更に痩せようとします。
体重低下にも関わらず、行動が活発で、少しもじっとしていない状態になることもあります。
過食症
短時間に大量の食べ物を胃の中に流し込むように入れます。特に甘いものを食べようとします。しかし、太りたくないという欲求が強いため、暴食の直後、激しい運動をしたり、指を口に突っ込んで吐き出したり、下剤や利尿剤で体重を減らそうとします。
食べて吐く、相反する行動が交互に起こるのが排出型、食べただけで出さない場合を非排出型といいます。
■治療とカウンセリング(摂食障害)
治療
拒食症が悪化すると生命が危険になることもあります。状態によって入院し、点滴による栄養補給が行われます。
薬物療法と精神療法を病院にて選択します。
カウンセリング
摂食障害の方は、ストレスやトラウマなど、特に幼少期の生育環境に原因が見つかることが多く、お話しを聞いていきますと、殆どの場合、なんらかの思い当たる原因を探すことができます。
例えば母親から言葉の虐待を受けていた。とか、小学校の時に少し太っただけなのに、周囲からいじめられ、極度に太ることを恐れてしまった、などという事もありました。
また、社会人の方で、会社における評価が下がってきてしまい、焦りから過食になるという場合もありました。が、こういった、ごく最近に原因があるように思える事例でも、過去にも思いつかない原因があった事もあります。
カウンセリングにおいては、
①まずは今のお気持ち、不安な思いをお聞きすることにより、
心の痛みを軽くしていきます。
②原因と思われる心の痛みを探してみます。
・お母さんに十分に受け止めてもらえなかった
・おじいちゃんが厳格で凄く怖かった
・お父さんが子供に興味のない人だった
・片親に育てられ、家に居ないことが多いので、常においていかれたのではないか、捨てられたのではないかという恐怖があった。
など、人によって辛い過去は様々ですが、見つかると少し安心できるようです。同時に、どれだけ辛かったのかを改めて思い出し、辛さが再現される場合もあるようです。
③対処法を一緒に話し合って見つけていきます。
小さな頃に自分で自分を好きな感情(自己愛)が十分に育っていない事も考えられます。そういった場合は、今から育てていけるよう、カウンセラーと一緒に方法を考えて参りましょう。
④その経過を継続的にチェックし、良くなっていく度合いを確認します。
どうしようかな?と迷ったら事前の相談をしてみましょう。事前の相談は無料です。ご納得行くまで質問してくださいね。(^.^)