絵本の紹介コーナー
本コーナーは心の相談室 そらいろ のささやかな育児支援です。実際に私井上と妻が育児に使ってよかった絵本を紹介します。
絵本に関するご意見、ご感想などありました場合はお気軽にメールをください。
また、皆さんが実際に育児に使って良かった本があった場合には教えて下さると嬉しいです。素敵な絵本は子供たちの成長に欠かせないものですね。
1冊でも多くの素敵な絵本を一人でも多くの子供に読み聞かせたいという願いを込めてこのコーナーを開設したいと思います。
尚、素敵な絵本は大人の疲れた心を癒す効果もあると言われています。傷ついたインナーチャイルドを癒す効果もあるんだとか。子供に良いだけでなく、子供心を忘れてしまった大人にもいいかもしれませんね。
絵本の読み聞かせは言葉のまだわからない小さいお子さんに対しても十分な効果があると言われています。
特にお母さんやお父さんが上手に抑揚をつけて読んであげたりすると、子供は本当に楽しそうに、怖そうに、悲しそうに反応します。まさに読み手の演出によってワクワク度が2倍にも、3倍にもなります。
絵本の読み聞かせをはじめて3ヶ月程したある日、疲れているときに子供から「読んで」とせがまれ、お経のように読んでいたら、子供から「お母さん大丈夫?疲れてるの?」と心配された。
「これはきっと絵本の効果です。親がどんなに疲れていても、抱っこ、おんぶ、とせがむ子供で、とてもじゃないけど親の心配などする子じゃなかったんです。」
というエピソードを語って下さった方がいます。私の個人的な意見ですけど、読み聞かせをすると、本の内容の他に
子供を愛している親の気持ち、健やかに、心豊かに、幸せに育って欲しいという願い
が一緒に子供に伝わるのだと思います。今まであまり絵本の読み聞かせをしていない方もこれを機に少しづつやってみてください。きっと良い変化がありますよ。
良い絵本を紹介してくださる方はこちらへメールをください。その際に、良かった点などの書評をお願いしたいと思います。
また、匿名希望なのか、実名でのご紹介でよいかなども教えてください。実名で良い場合は、「神奈川県小田原市の青木さんからのご紹介です。」などのように書こうと思います。
それでは、ご紹介です。
※尚、写真の本は実際に育児に使った絵本のため、古くなっています。
絵本の紹介その1 2005年11月6日 (日)
【本の題名】 いない いない ばあ
【初版】 1967年
【文】 松谷 みよ子
【絵】 瀬川 康男
【出版社】 株式会社 童心社
【おすすめの年齢】 0才~5,6歳まで
【本の内容】
猫、熊、ねずみ、きつね、のんちゃん(人間の女の子)が順番にいないいない、ばあ をする絵本です。とてもシンプルな内容です。
本当の対象年齢は3歳くらいかもしれませんが、お兄ちゃん、お姉ちゃんが下の子に読み聞かせをすることができるという意味から幼稚園の年長さん程度までをおすすめ年齢にしました。
【紹介文】
最初はお母さんが読んであげます。いないいない……バア とためて次のページをめくるととても子供が喜びます。
いろんな動物が登場するので、その動物の大きさをそのまま声に表現します。熊だったら太く大きな声、ねずみだったら細くて高い声…というように。そうすると、より臨場感が出て、子供の感情に訴えるものがとても強くなります。
最後にのんちゃんのいないいないばあがおわったら、今度は手でお母さんの顔を隠して、お母さんがバアっとやってみましょう。子供の喜びはさらに高まります。すると、自然に子供も自分からいないいないばあっとやります。
最高の笑顔を見せてくれる子供を見ていると、本当に心から癒されるものですね。読み聞かせを難しく感じている方はこの本をおすすめします。シンプルな内容ですが、返ってくる子供の反応はとても素敵です。まさに読み聞かせのすばらしさを感じることができる一冊です。
子供が慣れてきたらお母さんと一緒に読みながら、期待を持たせ、ためてためて、それから、バアっとやると、さらに喜びます。
この本は我が家では一番最初に子供に与えた本です。2人の子供が何年にも渡って使い古しましたので、既にボロボロです。噛んだ跡もあちこちにあり、状態はわるいのですが、とても愛着を感じます。切れてしまったりすると、子供と一緒に修理をします。
「本がね、いたい、いたいって言ってるよ」と言うと「かわいそうだね。直してあげようっと」と言ってくれます。そこで、本を大切にする気持ちを持ってもらうことができました。
絵本は大人にとっても大切ですが、たとえボロボロになってしまってもいつも子供の手の届くところにおいてあげてください。
ちなみに、我が家では本はだいじだいじなので、床において踏んだりしちゃだめだよ。と言って聞かせ、必ずテーブルの上に置くようにしてました。
ご紹介した絵本はいかがでしたか?よかったら感想をくださいね。また、皆さんが紹介したい本がありましたら、どうぞご連絡をくださいませ。このコーナーは皆さんにも協力を頂き、より内容の濃いものにして行きたいと思います。→メールを出す。