育児、子育てに関する社会情勢
近年、育児に関するお悩みは育児書などの充実とは逆行し、増加傾向にあります。虐待など深刻化するケースも増加傾向にあると言えます。
また、
やさしい虐待
と言われる、暴言、暴力、などを伴わないのですが、過干渉などにより、子供の自主性が育たないケースも増えております。
場合によってはご両親の生育環境が原因と考えられる問題が見つかるケースも少なからず存在します。例えば、お母さんがアダルトチルドレンであり、そのことが原因で育児における考え方、価値観に原因がある場合、などです。
また、新生児期、乳児期、幼児期、成人に至るまで様々な問題にぶつかって参ります。社会人になって一安心と思っていると、今度は適応障害やうつ病などで会社を休業すると言うことも日常化しつつあるのが昨今です。
このようになってしまった背景には、ご両親の良いお子さん像の変化があるのかもしれません。昔というとあいまいですが、以前の育児では、お子さんに要望されることは
○後ろ指を指されなければよい
○正直であればよい
など、とてもシンプルなものでした。 現在は、小学生に入る前からいくつもの習い事に通い、たくさんの良い子としての基準があるように思います。 習い事が悪いのではなく、たくさんのことを教えられると、自主性よりも、人に従う力が育ってしまうのです。
このことが指示されないと動かない大人を生み出す一因になっているのではとも言われています。お子さんに自主性が育たないと、どれだけ従順でも偏差値が高くても、社会に出てからが心配になってしまうのです。
カウンセリングルーム そらいろ で育児、子育てを考えるときに大切にしたい考え方があります。その考え方をご紹介致します。ある意味、子育て哲学のようなものです。
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