パワハラ、パワーハラスメント 心理カウンセリング 改善、回復 神奈川 021002
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1. はじめに
職場でのパワーハラスメント(パワハラ)は、日常生活に深刻な影響を及ぼします。
周囲から理解されず、孤立感や無力感を感じ、心身ともに疲弊する方も少なくありません。
このページでは、パワハラで悩んでいる方々が現状を正しく理解し、心を守るための具体的な方法をご紹介いたします。
2. パワーハラスメントについて
2-1. パワハラ、どんな辛さがあるのか
パワハラの辛さは、「職場という逃げ場のない環境で受ける精神的ダメージ」にあります。
以下のような辛さが挙げられます。
〇職場へ行くこと自体が苦痛になる
〇常に緊張感や不安感にさらされ、心が休まらない
〇自己肯定感が低下し、自信を失ってしまう
〇周囲に相談できずに孤立感を深める
〇睡眠障害や体調不良、うつ病や適応障害などを発症する場合もある
2-2. パワハラが起きる背景にある事情
パワハラが生まれる背景には以下のような特徴的な事情があります。
組織の上下関係や立場の差を利用し、加害者が無自覚に権力を振るう
職場にストレスが溜まりやすい環境(過度な成果主義、閉鎖的な風土)がある
加害者側がパワハラの自覚を持ちにくく、行動がエスカレートする
職場の同調圧力や「見て見ぬふり」の文化が被害を深刻化させる
被害者側の真面目さや忍耐強さが加害者に利用される場合がある
2-3. 解決の方向性について
パワハラを解決するためには、以下の方向性を持つことが重要です。
自分を責めずに、「被害を受けている」と冷静に認識する
一人で抱え込まず、信頼できる第三者や専門家に相談する
職場環境の改善を図るため、必要に応じて具体的な措置(異動や転職)も検討する
心の回復と共に、自分を守るためのスキルを身につける
状況改善が難しい場合、外部の専門機関への支援要請も考える
2-4. 解決の具体策について
具体的にパワハラを解決していく方法として、以下のような対策が効果的です。
カウンセリングや心理療法など専門家のサポートを受ける
パワハラ被害の具体的な記録や証拠を残し、客観的な状況把握を行う
職場内の信頼できる人や相談窓口を利用し、問題の共有や協力を得る
必要に応じて部署異動や転職などの環境変化を検討する
心の強さや自己肯定感を回復し、再発防止のための知識やコミュニケーションスキルを学ぶ
3. 一般的なパワーハラスメント対策
社会的に広く推奨されているパワハラ対策は以下の通りです。
企業内でのパワハラ防止の研修や啓発活動を行う
社内にパワハラ相談窓口を設置し、早期相談・早期介入を推進する
経営者や管理職に対する教育・研修を実施し、意識改革を促進する
パワハラ発生時の迅速な対応を制度化し、被害者の保護を明確にする
個人レベルでは、自己主張トレーニングやメンタルヘルス教育を取り入れる
4. そらいろのパワハラに対するカウンセリングの特徴
そらいろのカウンセリングは、職場でのパワハラに苦しむ方々が安心して相談できる場所です。
安心できる環境作り
パワハラ被害は理解されにくいため、まずはあなたが安心してお話しできる空間を作ります。
回復を第一に
職場で傷ついた心を回復することを最優先にサポートします。
現実的で実践的なサポート
パワハラへの対処法や職場環境の改善策を具体的にアドバイスいたします。
経験豊富なカウンセラー
職場問題やメンタルヘルスに詳しいカウンセラーが親身に対応いたします。
5. カウンセリングの流れ・パワハラ
5-1. カウンセリング全体のながれ
そらいろのカウンセリングでは、以下のプロセスを通してパワハラからの回復をサポートします。
初回面談(インテーク)
現状を丁寧にお伺いし、悩みや目標を共有します。
一緒にカウンセリングの方向性を明確に決めていきます。
感情の整理と吐き出し
抱えているつらい感情を言葉にして整理し、心の負担を軽くします。
パワハラに関する心理教育
被害が心にどのような影響を及ぼすのかを理解し、回復のための知識を身につけます。
認知の歪みの修正
心に植えつけられたネガティブな考えを見つけ、一緒に改善していきます。
自己肯定感と自信の回復
自分自身を取り戻し、強くしなやかな心を育てます。
卒業とその後のフォローアップ
安心して日常生活に戻れるようサポートし、必要に応じてフォローします。
5-2. 様々な感情を吐き出しましょう
パワハラは怒りや悲しみ、屈辱感、絶望感など多くの感情を生みます。
抑え込まずに感情を吐き出すことで、心が癒されます。
カウンセラーが安全で安心できる場を提供しますので、どんな感情でも遠慮なく伝えてください。
感情を素直に話すことは、心の回復のために非常に重要な第一歩です。
5-3. センサーの回復を意識しましょう
パワハラによって心が疲弊すると、自分自身の感情や体調の変化に鈍感になりがちです。
「自分は今どう感じているのか?」という心のセンサーを回復させることが重要です。
感情や体の反応を敏感に感じ取り、自分自身を守る力を取り戻していきます。
5-4. 認知の歪みを見つけて修正
「自分は仕事ができない」「自分が悪い」といったネガティブな認知が固定されることがあります。
カウンセリングでは、こうした考え方の偏り(認知の歪み)を見つけ、修正していきます。
ネガティブな思考から、自分を尊重し守ることができる前向きな思考へと変えるサポートを行います。
5-5. 回復しにくくなる心の癖をみつけます
パワハラが続いてしまう背景には、「我慢するのが当然」「自分を責める」といった心の癖が潜んでいることがあります。
自分を苦しめる癖を見つけ、一緒に少しずつ手放していきます。
自分を守り、大切にする考え方を学び、健康的な心の習慣を育てていきます。
5-6. 自己愛、自信の回復、育成
パワハラにより低下した自己肯定感や自信を取り戻すことを目標にしています。
カウンセリングでは小さな成功体験を積み、自分自身への理解を深めていきます。
自分自身を受け入れ、自信と自己愛を育むことで、同じ問題を繰り返さない強さを身につけます。
6. 回復はゴールではない? カウンセリングのご卒業について
心が回復することはカウンセリングの大切な節目ですが、卒業後の幸せな日常こそが本当のゴールです。
卒業後も、カウンセリングで学んだことを活かし、自分らしく安定した生活を送ることができます。
必要に応じていつでもカウンセリングを再開することも可能です。
当院はあなたが安心して人生を歩めるよう、常に寄り添い続けます。
7. ヒント集(パワーハラスメント向け)
以下のポイントを意識すると、パワハラの被害から心を守り、回復を促進できます。
✔︎ あなたが悪いのではないことをしっかりと認識しましょう
✔︎ 被害を受けたら、メモや日記など証拠を残しましょう
✔︎ 第三者への相談や専門家への助けを求める勇気を持ちましょう
✔︎ 体や心の不調を我慢せず、早めにケアをしましょう
✔︎ 自分を守るために境界線をはっきりさせ、自己主張のトレーニングをしましょう
✔︎ 日常的に自分を褒める習慣を持ち、自己肯定感を育てましょう
✔︎ カウンセリングや心理療法を活用し、安心できる環境で回復に専念しましょう
編集担当:井上 雅裕