2-2-2. パニック障害、パニック症、心理カウンセリングで改善、回復|神奈川

2024年2月24日

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このページは、パニック症、パニック障害と診断された方、もしくは、その傾向があるのではと、心配されている方に対して、

心理カウンセリングルーム そらいろ の考え方をご紹介致しております。

ご一読頂き、もし、ご質問などございましたら、ご気軽に、このページの下部にあるお問合せ先のご案内からお問合せください。

  

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1. はじめに

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皆さん、当ページにご来訪頂きまして誠にありがとうございます。

パニック障害と診断された方の回復までの期間は様々です。比較的短期間で回復する方もおられますが、

数年経過しても回復されてない、という方もおられます。長い方ですと、10年、20年と経過されている方もおられます。

パニック障害は決して不治の病ではないにも関わらず、長期間苦しまれる方が多いことが、とても残念に思えます。

一度発症すると治りにくく、私の主観的な感覚ですが、人によっては、うつ病よりも治りにくいのではないかと思うこともあります。

  

もともと、まじめな性格で自分の健全性を無視してまで、頑張る傾向がある方が多いようです。

そのためか、少し良くなるとその分また、頑張り、再び悪化してしまう、ということを繰り返してしまって長期化になる人が多いのです。

長期間にわたってずっと辛いままなのではなく、良くなって、無理して、悪化する、の繰り返しになっているのです。

   

また、この病は、強迫性障害の患者の方と同様、症状が周囲の方に理解されにくい病であると感じております。

  

このパニック障害を、そらいろでは、できれば根本的に解決できるようにお手伝いをしたいとお考えております。

根本的な原因をみつけ、改善を図り、さらには、健全な自尊感情の形成、

そして自分と他者とのバランスを取ることができる健全性を育てていくことにより、根本からの回復することを目指しております。

まずはお読み頂き、その後にご家族、パートナーの方とご一緒に検討して頂ければ幸いです。

   

2. パニック症、パニック障害とは

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2-1. パニック障害は不安障害の一つ

パニック障害はDSM(アメリカ精神医学会)による分類ですと、不安障害という病の中のいくつかある病の一つです。

不安障害には

〇物質誘発性不安障害
➝アルコール、麻薬、そのほかの薬物などに起因する不安障害で幻覚、幻聴、幻視、幻触、幻嗅が発生しやすくなります。

〇特定不能の不安障害。
➝原因が特定できにくい不安障害

   

上記に列挙された病の中の一つの疾病がパニック障害なのです。患者数は増加傾向にあるといわれております。

    

2-2. パニック症、パニック障害、の症状


①どのようなときに

発生する状況は
過度のプレッシャー・緊張・ストレスによって症状が突然一気に起きます。大変苦しい発作が前兆なく発生することが多いようです。

一度この発作が出てしまうと、「また発作が出るのではないか…」という予期不安を日常的に感じるようになります。

そして予期不安があるため、ストレスが発生しやすくなり、ひいては病の回復の遅れにつながり、

長い人だと30年以上も回復しないで治療生活が続いている、という方もおられます。

  

②どのような場所で

パニック障害の発作が出てしまう場所として、電車・飛行機・車・人混み・待合室・歯医者・美容室・映画館など、

「自由に外に出ることができない空間。」

で多く発症します。

また、
パニック障害は「広場恐怖」をともなうことも多く、家の外に一人でいたり、人ごみや交通機関、デパートの中などにいると

「逃げられない場所にいる」と感じ、強い不安を覚えることがあります。


③以下にパニック障害の発生しやすい状況、場所を列記します。

●車の運転中

●トンネルや橋などの渋滞中

●電車・バス・飛行機などの公共の乗物

●美容室・歯医者などの一回始まったら終わるまで動けない所

●会議や集まりなどの人がたくさんいる所

●一人でいる時(もし発作が出たら誰も助けてくれないと考える為)

●子供と二人の時(発作が出た時に子供が心配な為)

●食事中

●昔の嫌な経験を思い出した時

●いらいらしてしまった時

●運動をしたあと

●お風呂に入っている時

  

④どのような症状なのでしょうか。

症状としては、動悸、息苦しさ、胸痛または胸部不快感、めまい、ふるえ、発汗、吐き気または腹部不快感などがあらわれます。

手足のしびれや、皮膚が冷たく感じるなどもみられます。

また、現実感がなくなり、夢の中にいるような感じ、または自分が自分でなくなるような感じ(離人症状)がします。

発作には動悸や息苦しさがともなうため、「心臓の病気ではないか」と考える人が少なくありません。場合によっては救急車で運ばれることもあります。

二度目以降の発作も、特別な理由もなく突然起こりますが、最初の発作が起こった場所や状況下で誘発されることが多いものです。

発作を繰り返すと、また発作が起こるのではないかと恐れたり(予期不安)、このまま気が狂うのではないか、死ぬのではないかという恐怖感に襲われたりします。

また、自分の置かれている状況や体調について強い不安や心配があります。

発作は通常10分ほどでピークを迎え、20~30分続きますが、1時間以上続くことはほとんどありません。

しかし、反復性があり、自分の生活や行動に支障が出てきます。

発作の頻度はさまざまで、1日に何度もというケースもあれば、1週間に数回というケースもあります。

   

3. 一般的な治療

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この章では、一般的な治療法と回復の流れをご説明します。主に病院にて行われている治療です。

  

3-1. 薬物療法

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パニック発作が起こったときには、とにかく静かに休み、深呼吸をして気持ちを静めるようにし、

病院に行くことを勧められることが一般的です。治療法として最も多く選択されているのは薬物療法です。

  

薬物投与によって発作の頻度を抑えたり、「また発作が起こるのではないか」という予期不安を軽くしたりできます。

発作が起こらなくなった後も、半年~1年くらいは、薬の量を加減しながら続けます。

薬で抑えているため、認知の修正などはおこなわれず、

軽くなったとしてもこの療法だけでは再発の可能性が高いままであると言えるでしょう。

  

3-2. 精神療法

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そのほかにも認知行動療法を併用する場合もあり、適切な治療を受ければ比較的短期間で回復する

といわれておりますが、実際には長期の方もかなりおられます。

薬物療法と平行して、カウンセリングなどの精神療法によってストレスの内容を明らかにし、認知のゆがみを修正します。

認知療法では、ストレッサー(ストレスの原因)に対して、過去に身に着けた対処法があります。

この過去につくった対処法が健全でなかったため、つらさが発生し、病んでくるのです。

この健全ではない対処法を『歪んだ認知』と呼びますが、これを見つけ出し、修正していくのが認知療法です。

認知療法とは、過去の認知を、今の状況にあった認知に切り替える作業を行うことになります。

そのほかにも認知行動療法を実施する場合もあり、適切な治療を受ければ比較的短期間で回復する

といわれておりますが、実際には長期の方もかなりおられます。

      

4. そらいろでのカウンセリングの特徴

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ここでは、パニック障害、パニック症の心理カウンセリングについての特徴をご説明致します。

まずは、ご利用上の特徴です。

面談カウンセリングに置きましては、主に神奈川県、静岡県、東京都の方がご来室頂いております。

電話やオンラインの方は全国と海外から、ご利用いただいております。

   

次に、

心理カウンセリングの内容についての特徴です。

心の痛みをお聞きし、するところからスタートし、どういう辛さがあったのかの整理ができましたら、クライアントさんの

状況に応じて、しばらくはお話をお聞きする方向にするか、積極的に改善、回復の方向に向かうのかをご相談の上決めます。

改善、回復方向に向かうと決まりましたら、以下の事を大切に取り組んでいきます。

  

〇認知の歪みの把握、修正。

〇通院だけでは良い方向に向かわない、と感じている方のご意見を積極的に伺い、心理アプローチの取り組み方の参考にします。

〇自己評価がどうして低いのかを分析し、修正する取り組みを行います。

→業績の評価だけで自分を評価する怖さの理解と、業績とは別に自分を肯定できる評価があることの理解。

〇自信をどうやって育てるのかをお伝えし、少しづつ取り組みます。

〇自分のことを他人と同じように大切にできる自己愛を育てることに取り組みます。

  

上記を通じて、心のマイナス面である認知の歪みの修正に取り組みながら、

プラス面である自己肯定感、自信、自己愛、などが育っていくための試みも行います。

   

そのために、認知療法、行動療法、にプラスして、メンタルトレーニング、コーチングの手法を取り入れての心理カウンセリングとなります。

   

15年以上のパニック障害の患者さんが1年半ほどで出勤可能レベルまで回復した事例もあります。

あくまで事例ですので、全員にお約束できる成果ではありませんが、期間が長い事例であっても、あきらめずに、お問い合わせください。

ご一緒に解決方法を考えて参りましょう。

   

5. 具体的なカウンセリングの流れ

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5-1. 回復しにくい癖を理解する

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まずはパニック障害をご理解いただく上で、はまりやすい癖があることをご説明致します。


①命の問題にはなりにくい

パニック発作が起こったとしても時間が経てば回復し、生命にかかわることは、ありません。その点を心にとめておいてください。

  

②元気がでると頑張りすぎる

パニック障害の方の傾向として、少し良くなったら、その分頑張る方が多いです。そのため、

良くなる ➝ 喜ぶ ➝ 頑張る ➝ 再び悪化

を繰り返し、長期化する方が多いのです。良くなっても、その分、頑張ることをしないように心がけましょう。

   

③対策に過度に集中しない

パニック発作が起きないよう、対策に焦点が合ってしまいがちですが、大切なのは自分らしさの回復です。

心に負荷をかけすぎた結果こうなっておりますので、その負担を軽減し、自分らしさを取り戻すことにより、

根っこから回復させることこそ、再発防止になると思ってください。

   

5-2. 心にたまった様々な感情を吐き出しましょう。

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私たちは今まで生きてきた中で様々な我慢やつらい体験、理不尽な体験をしております。

その抑圧、抑制が一定量を超えてしまいますと、健全性の限界を超え、不健全領域へと踏み込んでしまいます。

それでも回復を図ることができないと、病の発病となります。様々な回復の技法を試す前に、

まずはどんな抑圧、抑制が自分にかかっているのかを吐き出すことによって知ることから始めましょう。

  

5-3. センサーの回復

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私たちの心には、

〇これ以上我慢したら不健全になってしまいますよ

〇もう我慢の限界ですよ

と教えてくれるセンサーがあります。

しかし、メンタルが病んでしまう方は、大抵このセンサーが機能していないのです。

つまり火災報知器があってもスイッチが入っていないようなものです。このスイッチを入れなおす必要があります。

つらい、苦しいと心の叫びが聞こえるようにしなくては病の回復は難しいものです。

そこで、このこのセンサーのスイッチを入れる取り組みが必要になります。

何度も振り返りながらの取り組みになりますが、この部分はとても重要ですので、丁寧に取り組みます。

  

5-4. 認知の歪みを見つけて修復

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センサーの回復ができたら、今度は認知の歪みを見つけだし、修正するステップです。

ここでは認知が歪んていると思えるところを見つけだし、本来どのように感じたら自分としては好ましいのか、

健全なのかをカウンセラーと話し合って参ります

このプロセスはとても大切なプロセスですが、地味な作業でもあります。

日常的な対人関係の中から歪みを見つけだし、一つ一つ修正を加えるという作業になります。

最初は途方もない作業と思われがちですが、結果としてはこの方法が早期の回復には効果的であることを、

回復した多くのクライアントさんが語ってくださっております。

  

5-5. 自信と自己愛の回復、育成

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新しい価値観を育てることまで実施すると、自分の病は回復するかもしれない、いやそうに違いない、

そして自分の人生がきっとより良いものになると信じる心が育ってきます。

そうです。病の前に戻るのではなく、病の前以上に明るく、可能性に満ちた状態が実現する可能性が高いのです。

この自信が育たない限り、カウンセリングが成功したとは言えないでしょう。

そしていよいよ、最終段階です。

自分のことを大切に思う、自分を好きであるという自己愛の回復ができてカウンセリングの卒業となります。

健全な自己愛が回復もしくは育成できて初めて、再発の可能性が下がるのです。

一度、この状態になれば、おそらくですが、再発の可能性は非常に低くなるのではと考えられます。

パニック障害にかかわらず、多くの場合、ここまで実施すれば、もう安心です。

ぜひ、カウンセリングの終了はここを目標として進めて参りましょう。

  

6. カウンセリングのご卒業のタイミングについて

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カウンセリングは、いつ頃卒業するとよいでしょうか。これはよく質問されることです。

大まかにお伝えしますとタイミングとしては三つあると思います。

①大変つらい状況が緩和された状態のとき。 感情は-2くらい
②回復ができたと思えたとき。 感情は±0くらい
③自信が回復し、自己愛が成長できたとき。 感情は+5くらい

一般的なカウンセリングで多いのは①の時ですが、再発の可能性がとても高いご卒業の時期でもあります。

また、②の状態でも過去の認知の歪みの修正は終わってなく、プラス思考が定着した状態ではないのです。

ですので、③が望ましいと言えましょう。今が幸せと実感ができ、この状態を続けたいと思える、

そして、プラス思考が癖として定着していると実感できるときこそが、最もおすすめするご卒業のタイミングです。

    

7. ヒント集

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7-1. 心が赤字になるとは

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この表現はあくまで、比喩的表現となります。

赤字というのは、心の状態が、楽しい、うれしい、というプラスの感情よりも、

辛い、悲しいなどのマイナスの感情がが多いという意味になります。つまり、マイナスの感情が、プラスの感情よりも多い状態を、

心が赤字である。

と例えます。

〇使い方

例えば、一日の終わりに、今日のストレスや辛いことはどのくらいあったのか、10段階で評価します。

次に今日の良いこと、うれしかった事を10段階で評価します。うれしかったことが多かったら、今日の心は黒字となり、

メンタルの状況が良い状況となります。この状態が続くと心がすこしづつ明るくなるようになります。

  

7-2. 長期間の病はサイクルになっていることが多い

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病の期間が長期になっている人は5年、10年、あるいはそれ以上の期間にわたっていることがあります。

しかし、つらい期間が長年にわたっている状態ではないのです。以下のようなサイクルになってしまっている人が多いのです。

   

   

上記のようなサイクルで良くなったり、悪くなったりを繰り返す感じです。

ではこのサイクルはどうして繰り返されえしまうのでしょうか。

その理由は

調子がよくなった時、たくさんの行動をしようとして自分の健康状態の限界を超えて行動してしまう。

事が原因と考えられます。

限界を超えると、メンタルが悪化し、再び、元気のない状態に戻ってしまうのです。

 良くなる→元気→過活動→メンタル悪化

というサイクルが出来上がってしまうのです。このサイクル、が一回りすると、1年から3年はかかってしまいますので、

なるべく繰り返すことなく、過ごせたら早期に回復路線に戻れると言う事を意味します。

  

     

  

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また、回復のみならず、さらなる発達、成長についても、応援させて頂いております。話をお聞きするカウンセリングのみならず、成長、発達を目標に置いた支援も行っております。

精神疾患の回復支援も積極的にお手伝い致しております。

うつ病、パニック障害、双極性障害、強迫性障害、統合失調症などの回復のお手伝いを積極的に行っております。ほかにも、アダルトチルドレン、HSP、恋愛、不登校、引きこもり、などの回復支援も積極的に行っております。

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