2-2-2. パニック症、パニック障害、心理カウンセリングで改善、回復|神奈川
このページは、パニック症、パニック障害と診断された方、もしくは、その傾向があるのではと、心配されている方に対して、心理カウンセリングルーム そらいろ の考え方をご紹介致しております。
ご一読頂き、何か心に残るものがありましたら、ぜひ、一度、無料お試し電話カウンセリングにて、お話を聞かせてください。
それでは、以下にご案内致します。読みたい目次の項目をクリックしてください。
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1. はじめに
皆さん、当ページにご来訪頂きまして誠にありがとうございます。
パニック障害と診断された方の回復までの期間は様々です。比較的短期間で症状が治まる方もおられますが、一方で、数年経過しても回復されてない、という方もおられます。
長い方ですと、10年、20年と経過されている方もおられます。
パニック障害は決して不治の病ではないにも関わらず、長期間苦しまれる方が多いことが、とても残念に思えます。
また、この病は、強迫性障害の患者の方同様、症状が理解されにくい病であると感じております。
このパニック障害を、そらいろでは、できれば根本的に解決できるようにお手伝いを
したいとお考えております。
根本的な原因をみつけ、改善を図り、さらには、健全な自尊感情の形成、そして自分と他者とのバランスを取ることができる健全性を育てていくことにより、根本からと回復することを目指しております。
まずはご自身でのご理解を深め、その後にご家族、パートナーの方と共有して頂ければ幸いです。
2.パニック症、パニック障害とは
2-1. パニック症、パニック障害とは
パニック障害はDSM(アメリカ精神医学会)による分類ですと、不安障害という病の中のいくつかある病の一つです。
不安障害には
○パニック症、パニック障害
○恐怖症
○強迫性障害
○外傷後ストレス障害【PTSD】
○各種ストレス障害
○全般性不安障害
➝日常生活の様々なものに対して不安や心配が発生し、起きる不安障害
○一般的疾患による不安障害
➝身体の病気・疾患が原因となって、不安や心配で心が満たされてしまうことがあります。
身体に起こる普通の病気が原因で、突如として極度の不安が始まり、そのために更に別の身体症状をも呈するようになる障害のことを言います。
○物質誘発性不安障害
➝アルコール、麻薬、そのほかの薬物などに起因する不安障害で幻覚、幻聴、幻視、幻触、幻嗅が発生しやすくなります。
○特定不能の不安障害。
➝原因が特定できにくい不安障害
上記の中の一つの疾病がパニック障害なのです。不安障害全体では10人に1人は経験する病であり、芸能人でも経験する方が多く、なおかつ患者数は増加傾向にあるといわれております。
2-2. パニック症【パニック障害】の症状
①どのようなときに
発生する状況は
過度のプレッシャー・緊張・ストレスによって症状が突然一気に起きます。大変苦しい発作がいっぺんに起きることがです。
一度この発作が出てしまうと、「また発作が出るのではないか・・・」という予期不安によって回復しにくくなり、
長い人だと30年以上も回復しないまま生活されている方もいるほどです。
②どのような場所で
パニック障害の発作が出てしまう場所として、電車・飛行機・車・人混み・待合室・歯医者・美容室・映画館など、
「自由に外に出ることができない空間。」
上記の場所で多く発症します。
また。
パニック障害は「広場恐怖」をともなうことも多く、家の外に一人でいたり、人ごみや交通機関、デパートの中などにいると「逃げられない場所にいる」と感じ、強い不安を覚えることがあります。
③以下にパニック障害の発生しやすい状況、場所を列記します。
●車の運転中
●トンネルや橋などの渋滞中
●電車・バス・飛行機などの公共の乗物
●美容室・歯医者などの一回始まったら終わるまで動けない所
●会議や集まりなどの人がたくさんいる所
●一人でいる時(もし発作が出たら誰も助けてくれないと考える為)
●子供と二人の時(発作が出た時に子供が心配な為)
●食事中
●昔の嫌な経験を思い出した時
●いらいらしてしまった時
●運動をしたあと
●お風呂に入っている時
●体に何らかの症状が出た時(パニック障害とは無関係の場合が多い)
④どのような症状なのでしょうか。
症状としては、動悸、息苦しさ、胸痛または胸部不快感、めまい、ふるえ、発汗、吐き気または腹部不快感などがあらわれます。
手足のしびれや、皮膚が冷たく感じるなどもみられます。
また、現実感がなくなり、夢の中にいるような感じ、または自分が自分でなくなるような感じ(離人症状)がします。
発作には動悸や息苦しさがともなうため、「心臓の病気ではないか」と考える人が少なくありません。場合によっては救急車で運ばれることもあります。
二度目以降の発作も、特別な理由もなく突然起こりますが、最初の発作が起こった場所や状況下で誘発されることが多いものです。
発作を繰り返すと、また発作が起こるのではないかと恐れたり(予期不安)、このまま気が狂うのではないか、死ぬのではないかという恐怖感に襲われたりします。
また、自分の置かれている状況や体調について強い不安や心配があります。
発作は通常10分ほどでピークを迎え、20~30分続きますが、1時間以上続くことはほとんどありません。
しかし、反復性があり、自分の生活や行動に支障が出てきます。発作の頻度はさまざまで、1日に何度もというケースもあれば、1週間に数回というケースもあります。
3. 一般的な治療について
この章では、一般的な治療法と回復の流れをご説明します。
3-1. 一般的な治療法
パニック発作が起こったときには、とにかく静かに休み、深呼吸をして気持ちを静めるようにし、病院に行くことを勧められることが一般的です。
治療法として最も多く選択されているのは薬物療法です。そのほかにも認知行動療法を併用する場合もあり、適切な治療を受ければ比較的短期間で回復するといわれておりますが、実際には長期の方もかなりおられます。
3-2. 薬物療法
薬物投与によって発作の頻度を抑えたり、「また発作が起こるのではないか」という予期不安を軽くしたりできます。発作が起こらなくなった後も、半年~1年くらいは、薬の量を加減しながら続けます。
薬で抑えているため、認知の修正などはおこなわれず、軽くなったとしてもこの療法だけでは再発の可能性が高いままであると言えるでしょう。
3-3. 精神療法
薬物療法と平行して、カウンセリングなどの精神療法によってストレスの内容を明らかにし、認知のゆがみを修正します。認知療法では、ストレッサー(ストレスの原因となるもの)に対して、過去に身に着けた対処法があります。この対処法が健全でないため、つらさが発生してしまいます。
この健全ではない対処法を『歪んだ認知』と呼びますが、これを見つけ出し、修正していくのが認知療法です。ここで誤解のないようにお伝えしたいことがあります。
それは、今から振り返ると確かに認知の歪みではあるのですが、当時、つらいことが起こっている時にはその方法以外選択の余地がなかったと言えます。
つまり、仕方がなかったわけで、その時最善の方法を選択したということなのです。 では何が問題なのかと言いますと、状況が変わったにも関わらず、認知が変わっていないということが問題なのです。
つまり、認知療法とは、昔の認知を、今の状況にあった認知に切り替える作業を行うことになります。これにより治療の効果が上です。
4.そらいろでのカウンセリングの特徴
パニック障害の診断を受け、心理カウンセリングを検討される方の多くは一年以上、5年10年と長期に悩まれている方も多く20年以上の方も決して珍しくない状況です。
一度発症すると治りにくく、私の主観的な感じですが、うつ病よりも治りにくいのではないかと思うこともあります。もともと、まじめで頑張り屋さんで自分の健全性を無視してまで、頑張る傾向がある方が多いようです。
そのためか、少し良くなるとその分また、頑張り、再び悪化してしまう、ということを繰り返してしまって長期化になる人が多いのです。10年間ずっと辛いままなのではなく、良くなって、無理して、悪化する。の繰り返しになっているのです。
大切なことは、しっかりと状況が良くなるまで、働かない、無理しない、ということができたら、本当の回復と言えるでしょう。その目安はどこまでか、それは、心理的な赤字状態から黒字状態になったら良い、ということになります。
心理的な赤字状態というのはそらいろ独自の考え方です。
心の元気度を10段階で評価します。10点が一番元気、次にストレス度を評価します。10点がストレス大です。
もし、皆さんが元気8 ストレス6だとしたら、黒字幅2と考えます。
もし、皆さんが元気3 ストレス7だとしたら、赤字幅4と考えます。
そうです。ストレスよりも元気が上回る状況が一か月以上続いたら、再就職や復職もしくは家事の再開が可能と言えます。ぜひ、この点を忘れないでくださいね。これができずに皆さん長期化するのですから。
5.そらいろでのパニック症、パニック障害、回復のカウンセリング
5-1 心構えを確認します
まずはパニック障害をご理解いただく上での心構えをご理解頂きます。
①パニック発作が起こったとしても時間が経てば回復し、生命にかかわることは、ありません。その点を心にとめておいてください。
②パニック障害の方の傾向として、少し良くなったら、その分頑張る方が多いです。そのため、
良くなる ➝ 喜ぶ ➝ 頑張る ➝ 再び悪化
を繰り返し、長期化する方が多いのです。良くなっても、その分、頑張ることをしないように心がけましょう。
③パニック発作が起きないよう、対策に焦点が合ってしまいがちですが、大切なのは自分らしさの回復です。心に負荷をかけすぎた結果こうなっておりますので、その
負担を軽減し、自分らしさを取り戻すことにより、根っこから回復させることこそ、再発防止になると思ってください。
5-2 心にたまった様々な感情を吐き出しましょう。
私たちは今まで生きてきた中で様々な我慢やつらい体験、理不尽な体験をしております。その抑圧、抑制が一定量を超えてしまいますと、健全性の限界を超え、不健全領域へと踏み込んでしまいます。
それでも回復を図ることができないと、病の発病となります。様々な回復の技法を試す前に、まずはどんな抑圧、抑制が自分にかかっているのかを吐き出すことによって知ることから始めましょう。
5-3 センサーの回復
私たちの心にはこれ以上我慢したら不健全になってしまいますよ、もう我慢の限界ですよ、と教えてくれるセンサーがあります。しかし、メンタルが病んでしまう方は、大抵このセンサーが機能していないのです。
つまり火災報知器があってもスイッチが入っていないようなものです。このスイッチを入れなおす必要があります。つらい、苦しいと心の叫びが聞こえるようにしなくては病の回復は難しいものです。
5-4 認知の歪みを見つけて修復
センサーの回復ができたら、今度は認知の歪みを見つけだし、修正するステップです。ここでは認知が歪んていると思えるところを見つけだし、本来どのように感じたら自分としては好ましいのか、健全なのかをカウンセラーと話し合って参ります
このプロセスはとても大切なプロセスですが、地味な作業でもあります。日常的な対人関係の中から歪みを見つけだし、一つ一つ修正を加えるという作業になります。最初は途方もない作業と思われがちですが、
結果としてはこの方法が早期の回復には効果的であることを、回復した多くのクライアントさんが語ってくださっております。
5-5 新たな価値観の創造
認知の歪みを修正するという作業はどのカウンセラーさんも説明してくれることだと思いますが、そらいろでは、さらに、新たな価値観の創造にも着手して参りたいと思います。病の回復をしたからと言っても、-10のつらさが、-2くらいになった
程度であることが多く、実際に激しいつらさが取れたということでカウンセリングを終了し、しばらくしたら、再び悪化して再開する方が多いと聞きます。感情の状態が-2くらいでカウンセリングの終了とされる方は、再発の危険性が高いのです。
その理由はつらさが軽減しただけで、プラス思考が定着しあわけではないからです。自己否定的に考えてしまう、マイナス思考が弱くなっただけで、カウンセリングを終了するため、再発の危険性をつねに抱えることになるのです。
そこで、そらいろでは、認知の修正だけでなく、新たなプラス思考の価値観を育てていくことを回復のステップに取り入れております。このことにより、感情の状態が+5くらいまで上昇し、再発にしにくい状態が出来上がるのです。
5-6 自信の回復
新しい価値観を育てることまで実施すると、自分の病は回復するかもしれない、いやそうに違いない、そして自分の人生がきっとより良いものになると信じる心が育ってきます。
そうです。病の前に戻るのではなく、病の前以上に明るく、可能性に満ちた状態が実現する可能性が高いのです。この自信が育たない限り、カウンセリングが成功したとは言えないでしょう。
5-7 自己愛の回復
そしていよいよ、最終段階です。自分のことを大切に思う、自分を好きであるという自己愛の回復ができてカウンセリングの卒業となります。健全な自己愛が回復もしくは育成できて初めて、再発の可能性が下がるのです。
一度、この状態になれば、おそらくですが、再発の可能性は非常に低くなるのではと考えられます。パニック障害にかかわらず、多くの場合、ここまで実施すれば、もう安心です。
ぜひ、カウンセリングの終了はここを目標として進めて参りましょう。
6.カウンセリングのご卒業のタイミング
カウンセリングは、いつ頃卒業するとよいでしょうか。これはよく質問されることです。大まかにお伝えしますとタイミングとしては三つあると思います。
①大変つらい状況が緩和された状態のとき。 感情は-2くらい
②回復ができたと思えたとき。 感情は±0くらい
③自信が回復し、自己愛が成長できたとき。 感情は+5くらい
一般的なカウンセリングで多いのは①の時ですが、再発の可能性がとても高いご卒業の時期でもあります。
また、②の状態でも過去の認知の歪みの修正は終わってなく、プラス思考が定着した状態ではないのです。
ですので、③が望ましいと言えましょう。今が幸せと実感ができ、この状態を続けたいと思える、そして、プラス思考が癖として定着していると実感できるときこそが、最もおすすめするご卒業のタイミングです。
7.パニック障害とビジョントレーニング
最近 ビジョントレーニング という言葉を耳にされることが多くなったと思いませんか。ビジョントレーニングとは視覚機能を良好な状態に回復する技法です。欧米では100年以上の歴史があり、日本でも1980年代くらいから導入されつつあります。
また、オリンピック日本代表やプロスポーツ選手が取り入れていることで、知名度が上がってきていることもあります。
詳しくはこちらのページをご覧になってください
➝目の学校・本厚木校のページリンク
要約しますと、ビジョンとは視覚機能を意味します。視力がどこまではっきりと見ることができるか、という能力であるのに対し、視覚機能は見て、判断して行動を制御するところまでをつかさどります。
この部分が健全に機能していないと、対人不安が発生しやすかったり、緊張しやすかったりすることになります。パニック障害の方は比較的ビジョンに何等かの異変が見つかる方もおられますので、一度、カウンセリングルーム そらいろ のビジョンチェックをお受けすることをお勧めしたいと思います。
認知の修正などでは説明のつかない不安、緊張がある方はこのビジョントレーニングを検討してみましょう。
8.これからの行動
カウンセリングルーム そらいろ のパニック障害のぺ―ジをお読み頂き、ありがとうございました。まずはお気軽にお問合せを頂き、無料お試し電話カウンセリングをご体験頂きますようお勧め致します。
今までいろいろなカウンセリングを受けてきたけど、なかなか思うような効果が出なかった、という方がそらいろのカウンセリングで大幅に改善できたということは、良くあることなのです。
皆さまからのご連絡、お問い合わせを心待ちにいたしております。
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