10-1-②.講演会・勉強会実績 湘南あゆみ会
このページでは湘南あゆみ会にて開催した講演会と勉強会についてご案内しております。
講演会
統合失調症という病気は医師からは、完治のない病と言われ、実際に長期間にわたって苦しみが継続することがあります。
くすりと生活改善だけでは、なかなか変化がないのはどうしてか、それは、患者さんの感情の状態に変化が見られないからです。
コミュニケーションを通じて患者さんの心に良い変化をもたらす方法を考えてみましょう。
勉強会
今回の勉強会では、現状の分析と対話を使った簡単な対策について考えてみましょう。
普段の当事者さんとのコミュニケーションを振り返ってみて、どのような内容が多いのか、整理をしてみましょう。
その状況に応じた対策を皆さんと考え、ご家族、当事者間のコミュニケーションを深めてみましょう。
当事者の本音をつかむことは難しいというご意見をよく伺います。
どのように接したら本音を語ってくれるのか、これが分ると、良い支援ができます。
ではどうしたらいいのか。大切な事は、本音を語れない理由から分析することです。
そしてその対策を、対話法を使って考えてみましょう。
幼少期において、不安なときにだれかにくっついて不安を解消し、安心したいという欲求や行動をアタッチメントと言います。
このアタッチメントが良好ですと、安心を感じ、好奇心が動き始めます。
その好奇心が動き始めると、探索行動が始まります。
今回はこの行動の重要性を取り上げてみましょう。
この行動が増加すると、精神疾患の回復にも好ましい影響がでます。
つらい状態、病の状態を改善するためには、家事をする、散歩する、など、から着手するのが一般的です。
しかし、回復度合いは思ったほどではありません。実は改善、回復の核となることがあります。
この核を踏まえたコミュニケーションを取り入れると、良好に進みます。
今回はこの核についてみなさんと学びましょう。
自分の死後、お子さんはどうなるのか、ほとんどの保護者さんは、気になると思います。
実はこのお悩みは死生観の持ち方で大きく変わります。
場合によっては、お子さんの病状が大きく変わるきっかけになったりもします。
保護者もお子さんも良い状況になる死生観とはどういうものかを一緒に考えてみましょう。
長年、患者さんの支援をしてきますと、ご家族の支援する意欲も、患者さん自身の回復への意欲も低下しがちですね。
なかなか改善しないと、頑張る意欲が、すり減ってしまうこともあると思います。
今回の勉強会では、日常会話から患者さんの認知を修正して、少しづつ意欲が出るようなする方法を模索してみたいと思います。
簡単な会話での心理アプローチを体験しましょう。
あゆみ会さんの会報(1ページ目)に勉強会の様子や参加された方の感想が掲載されていますので、よろしければご覧になってみてください。
こちらのリンクからご覧いただけます。
お子さんのメンタルの調子が良くない時、私たちは誠心誠意、できる限りの助力をする事を惜しまないでしょう。
これこそが親の愛であり、家族の愛と言えます。しかし、その際の助言がお子さんを苦しめることになることもあります。
今回は調子のよい時、悪いときの心理を探り、家族としての心構えを理解しましょう。
長期の精神疾患の患者さんがいるご家庭では、親御さんの高齢化が懸念されます。
ルール面では、生活保護など整備されているものがありますが、患者さん本人がこういう状態であったら安心、という事はなかなか明確になっていないと思います。
今回はその点をみなさんにお伝えし、一緒に考えてみたいと思います。
私たちの人生において、大切なことは、一般的には、学力、仕事、夢、遊び、健康、などであり、
精神面では責任感、使命感、貢献の意欲などであると言えます。
保護者、先生、諸先輩からもこの面に関する必要性を問われることが多いと思います。
しかしこれらの全ての進み具合を左右するのは、コミュニケーション能力と言えます。
人生を大きく左右するコミュニケーション能力、是非、育てて参りましょう。
私たちの周囲にはストレスがたくさんあります。ご家族が病気ですと、さらに増えてしまいます。
乗り越えていくための手法の一つにユーモアがあります。
これを効果的に使うと、とても勇気が持て、やる気も出て、メンタルが強くなります。
お子さんとのコミュニケーション力向上に活用しましょう。
患者さんの心配な癖、
例えば、いつも職場や病院に遅刻する、忘れ物を頻繁にする、片づけをしない、ゴミをすてない、電気をつけっぱなしで寝落ちしてしまう。
など、の問題行動でお悩みの方も多いのではないかと思います。
こういった状況に対してあることをすると、効果が出るのです。
今回その点を見つめてみましょう。