統合失調症について
皆さんおはようございます。
カウンセリングルーム そらいろ の 井上です。
神奈川県は今日は晴れてますが、少し雲も多い感じです。
それでは今日もよろしくお願い致します。(^^)
今回は
統合失調症とカウンセリングによる改善、回復
ということでお話をしてみたいと思います。
統合失調症というと回復の困難な不治の精神疾患というイメージがあるかもしれません。医学書やネットなどによると、良い薬も開発され、寛解を期することができる、と書かれております。
しかしながら、私の実感は少々違います。
私は、患者の家族の会、じんかれん、の相談員をさせて頂いております。
そこにおいでになる家族の方は、数年どころか、30年、40年単位でお子さんの統合失調症と向き合っておられる
シニアのご両親も少なくないのです。
無料相談会の際に、衝撃的なことを言われたことがあります。
相談が始まるときにおっしゃられたのですが、
止まない雨はない
明けない夜はない
という類いのメッセージは不要です。少しでもいいから回復の役に立つメッセージが欲しいのです。
このような慰めを30年以上聞き続けてきた。で、改善も回復もしない。つまり、あきらめろということか、と感じながら絶望とともに過ごしてきました。
ということでした。
本当に衝撃を受けました。
このような支援体制しかないのが、現状なのかと悲しくなりました。
この方へのアドバイスは、上記のようなアドバイスではない、具体的かつ、今日からできそうな内容を選択してお伝えをさせて頂きました。
このようなアドバイスを受けたことはない
と喜んでくださいました。
しかし、この方のように思われている方がとても多いのだと実感し、私自身、切ないくらいの気持ちになりました。
そらいろでは、統合失調症の患者さんであっても、基本的にお断りすることなく、ご相談をお受けいたしております。最近では、じんかれん、そしてその地域組織でもある、
平塚地域を中心として活動されている 湘南あゆみ会
秦野地域を中心として活動されている のぞみ会
への講演会などでの協力と、月次の新たな勉強会の試みなどでのご支援を活発化致しております。
統合失調症でのお辛い状況を表現するとしたら、
どうしたら改善、回復するのか、もう、万策が尽きた、という状態であきれるほどの長期間を苦しまれておられる。
という表現がいいのでは、と思うくらい壮絶だと感じました。
これからのブログで、統合失調症の改善、回復への一助になればという思いも込めて、統合失調症に関する投稿をして参りたいと思います。
統合失調症は完治する病ではないと言われておりますが、心理アプローチにより、お気持ちの状態が大きく改善される方は少なくありません。
しかし、心理アプローチとは、薬を与えるようなシンプルな行いでは難しい、コツコツとした日々の取り組みが必要になるのです。
そういった方法にはなりますが、反面、少しづつ変化を実感することもできるのではないかと思いますそういった情報をお伝え出来たらと思います。
講演会や月次の勉強会での情報も含めてご提示できたらと感じております。
今回のお話しはここまでです。これからしばらく統合失調症の話になるというわけではありませんが、いろいろなお話を混ぜならが進めさせて頂ければと思います。
恋愛と心理アプローチ
とか
ギャンブル依存と心理アプローチ
等もお話しさせてくださいね。
以上になります。 お読み頂き誠にありがとうございました。