統合失調症 長い苦しみを少しずつ改善する その2
今回は
統合失調症 長い苦しみを少しずつ改善する その2
ということでお話をしてみたいと思います。
そらいろの統合失調症のホームページは
良かったら見てくださいね。(^^)
それでは、始めます。
前回、ご家族の方のクライアントさんへの接し方として、以下の三つを取り上げました。
今回は②の説明をします。
三つの視点とは以下になります。
①まずは悪化させる接し方を知ること
②今の心理状態をしっかりと理解すること
③具体的に前進させる接し方を知ること
以上になります。
そして今回のお話しは
②今の心理状態をしっかりと理解すること
という点についてです。
前回の投稿で悪化させる接し方についてお話をさせて頂きましたが、そのことがご理解頂けましたら、
次は、クライアントさんの心理状態の理解ということになります。
私たちはどうしても一般論的に判断してしまいがちですね。なので、行動管理を行いがちになります。
行動管理とは、何時に起きて、何をして、何時に食事をして、散歩して、などのように行動を
一定に保つ事により、病状の改善を期す考え方です。
しかし、長期にわたって闘病生活が続く方はこの行動管理を一度や二度は試したことがあるのではないでしょうか。
一時、改善するのですが、なかなか継続的な改善には至らないということが分かると思います。
その理由はシンプルで。
行動管理をすることで、感情も同時に良くなるとは限らないからです。
散歩を30分行ったとして、60分にしたら二倍爽快になるかというと、そうではないのです。
そこで大切になってくるのが、
今、クライアントさんが何を感じ、何を考えているのかの理解
ということです。
何を感じているのか、考えているのか、が、わかるようになると、随分と居心地も改善されます。
しかし、
御家族が心理の理解をいきなりすることって難しいですよね。
ではどうするのか、と言いますと、
お子さんとの会話を教えて頂き、どういうコミュニケーションがあったのかを聞かせて頂いた上で、
心理分析を行うのです。
〇こんな風に感じているのかもしれません
ということで、絞り込みます。親御さんのご意見もお聞きしながら、推測していくのです。
この推測が、徐々に絞り込まれていきますと、お子さんの考えていることが
手に取るようにわかってくるかもしれません。
そうなると、クライアントさん、ご家族の皆さんの、自宅での居心地も大幅に改善するようになります。
いかがでしたでしょうか。
今回のお話しはここまでになります。
次回は続きになりますね。
お読み頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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