統合失調症 原因と契機 の実践編
皆さんおはようございます。
カウンセリングルーム そらいろ の 井上です。
神奈川県は今日は曇りかな。
(^^)
それでは今日もよろしくお願い致します。(^^)
今回は
統合失調症 原因と契機 の 実践編
ということでお話をしてみたいと思います。
そらいろの統合失調症のホームページは
それでは、始めます。
カウンセリングを始める際、原因と契機の話をすると、
契機が原因と思っていた。
という方、案外多いのです。
なので、学校でのこと、職場での事が現認で病になったので、その問題を解決すると、病も回復するのではないか。
と思うことになります。しかし、これだと表面上の問題の解決に取り組むことになってしまい、
根本的な解決は難しいのです。
それでは、こんな時、どうするのか、気になりますよね。確かにとても悩ましいことです。
このような時、私は、
契機が原因でないと思えた、という、一つの考え方をご紹介しております。
全ての方に当てはまるのではないことをお断りした上でご紹介します。
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契機であるのか、原因であるのかはこのように考えると良いかもしれません。
もし、契機が原因と重なっているときは、同じストレスを感じた方はほぼすべて同じように病んでしまう可能性がある。
という考え方です。
原因と契機が重なるということは、ストレスが多く蓄積している時に、そのまま発病に至るまで、
蓄積してしまうことになりますよね。そうなると、とても多くの方が発病する可能性があるのです。
しかし、実際には、同じクラス、同じ職場で同じストレスを感じながら、発病に至る人は少ないと言えます。
ということは、
原因の形成される時期
と
発病する契機
は
同じ時期ではない可能性が高い。
という考え方をお伝えして、振り返ってもらうようにするのです。
そのお話を聞いて、
なるほどそうかあ、確かに職場で嫌な上司がいて、発病したけど、具合が悪くなったのは自分だけだった。
という感じがする場合は、原因は過去に形成されていた可能性が高くなるというものです。
先のご紹介をした考え方とは別の考え方もあります。それは、以下になります。
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過去に原因の形成がなされていない場合、つまり、健全性を保ったままま、今まで育ってきた場合、
病んでしまうようなストレスにぶつかったときに、自分が病むほどに耐える、我慢する、という選択肢を選ばないでしょう。
という考え方です。
こういう視点を使いながら、クライアントさんがどう振り返っていくのかをサポートして参ります。
☆☆☆
大切なポイントは私が判断するのでもなく、クライアントさんが自分で考えるのでもない。
二人であれから、これかな、と可能性を考えていくことになります。
その結果、
こういうことが原因のようですね。
という絞り込みができることになります。
もともと、原因が契機と別にあると判明しているケースではこの過程は不要になります。
そして、原因と契機の関係性をご理解頂き、原因の整理をすることになります。
そして、次のステップは原因と今の病状との関係性になります。
いろいろと分析しながら進めていく感じになります。
いかがでしたでしょうか。
今回のお話はここまでになります。
お読み頂き、ありがとうございます。m(_ _)m